<告知>2月27日 金相場セミナー&セミナーDVD&Web視聴 開催!!金相場は2月に入って、大方の予想外に力強い動きを見せています。
言うまでもなく金相場は、2011年9月6日(1920.44ドル)の直近大天井以降、上値と下値の両方を一貫して切り下げてきました。
いわゆる下降チャンネルの中に年単位の時間で閉じ込められていた相場でしたが、今月そのチャンネルから遂に頭を少し出しました(以下チャート参照)。
【Spot Gold 週足】 長い下降チャンネルから頭を出した

頭を出したとはいえ、まだ完全に抜け出ているわけではなく、中期サイクル(プライマリーサイクル:15~21週)の天井圏にあるので、目先は同サイクルの底打ちが起こることは間違いありません。
問題はその下げが浅く済むか、それとも深くなって元の下げトレンドを更に続行するか否かです。いずれにせよ、この下降チャンネルから頭一つにせよ抜け出したのはチャンネル形成以来初めてです。
長期間続いた調整相場の終焉が近いことを示唆していると思います。
あるいは、未確認ながらも既に第二8.33年サイクルが既に底を打っていたなどということも、今後の動き方次第では結論される可能性もあります。
本来の時間軸観察では、現行第二8.33年サイクルは、現在の第三34ヶ月サイクルの中の、前半17ヶ月サイクルが底打ち局面にあり、これが底を打てば次は後半17ヶ月サイクル(第二8.33年サイクル最後の17ヶ月サイクル)の天井に向かう動きが想定されている場面です(以下チャート参照)。
【Spot Gold 月足】 最終17ヶ月サイクルの天井打ちか or

今年に入ってから1月2月と連続陽線が立っている状態です。特に、未確定ながらここまでの2月足の陽線サイズの大きさが目立ちます。
もし、今月の残り時間で2015年1月高値(1306.59ドル)を上抜くようなことが起これば、第二8.33年サイクルは昨年の12/3(1046.25ドル)で底を打っていたということになると思います。
本来であれば、第二8.33年サイクルはまだ最後の17ヶ月サイクル丸ごと一つ分の時間を残していますが、17ヶ月は許容誤差(オーブ)の範囲内でもあるからです。
しかし、今はまだ最終17ヶ月の天井に向かう時間であることに過ぎない可能性もあり、もしその通りであれば金相場は、今後まだ10カ月以上は中長期的に下げモード続行ということになります。
2月12日現在、今月はまだ半月分以上の時間を残しており、どちらの展開になるのかが気になります。