金先物投資家 マサアキ 公式ブログ ゴールドマーケットナビゲーター

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1961年生まれ。名古屋市出身。九州大学卒業。
某名門外資系企業勤務時代に先物取引に出会い、プラチナ先物取引でわずか2ヵ月で150万円を600万円に運用。
後に金先物で600万円を7000万円まで運用。現在、資産1億円以上の富裕層向けに金投資コンサルティングを展開。 ゴールドマーケットナビゲーター(ブログ・メルマガ)を運営し個人投資家に無料で情報を配信中。

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新しい年が明けましたが、金相場の夜明けはもう少し先になる見通しです。

巷の雑誌や新聞上では一部の相場コメンテーターが金の買い推奨をそろそろ始めているようですが、最終的結末についての見通しは私も共有するものの、買い推奨するタイミングについてはどうも賛同出来かねます。

要するに"今"ではないだろうということです(以下、チャート参照)。

<Spot Gold 月足> 第二8.33年サイクルはまだ17ヶ月サイクルを一つ分以上残している
280109a.png

金相場に限らず、他の商品相場も株式相場も、またドル円などの為替相場も、不思議に各々独自に持つサイクルに沿って動いています。

金相場は25年で一つのグランドサイクルであり、それが三つの8.33年サイクルで構成されています。
現在の金相場は第二8.33年サイクルが底を打つ前の段階であり、それまではまだ下落時間帯です。

底打ちまでにまだ17ヶ月サイクル一つ分以上の時間が残っており、これが2016年中もまだ金は立ち直れないという理由です。

勿論、大局的に下げながらも週間程度の上昇局面はありますが、それは単なる途中の反動として見ておくべきだと思います。

第二8.33年サイクルが底を打つのは恐らく2017年央頃でしょう。
その後に続く第三8.33年サイクルの動きは二通りの上昇パターン(一気に駆け上がるパターンとゆっくり上がるパターン)と更なる下げパターンの三通りがあると思います。

短期間で急上昇する場合は放物線状に上がることもあるでしょう。
長期相場の終焉はしばしば吹き上げて終わることが多く、その時には想像を絶するようなとんでもない高値を見ることもあります。

当欄では2017年以降、恐らく1920ドル超えのケースになるのではないかと予想しています。

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その中で金相場の長期~短期サイクルまでを全て解説しています。
2016/01/07 23:54

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遂にFRBは利上げに踏み切りました。

今後も段階的に少しずつ利上げを重ねていくものと推察しますが、米国はこれまでも金融緩和(利下げ) と金融引き締め(利上げ)を繰り返してきました。

因みに前回の引き締め開始は2004年6月(1% ➡ 1.25%)でしたが、これが2006年6月(5% ➡ 5.25%)まで続きました。

そこで一旦打ち止めになった後、翌2007年夏には後のリーマンショックの引き金にもなったサブプライムローン破綻という悲劇が起こったことはまだ読者諸氏の記憶の中に留まっていることと思います。

この時、金価格はこれを材料に急騰を開始しました(以下チャート参照)。

<Spot Gold 日足 2007年秋相場> 利上げ後のサブプライムローン破綻は金価格を押し上げた
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巷では、「今回の利上げで金の上値を抑えていたが材料出尽くし、2016年以降の金は立ち直る。」などという意見も聞かれますが、私の見方は2017年第一四半期頃までは引き続き弱気です。

その理由は、現在が第二8.33年サイクルの底打ち時期としてまだ時期が早過ぎることであり、詳細は最近の投稿記事「弱い金相場と時代の潮流」で述べた通りです。

ファンダメンタル的にも最近の金相場が急騰として反応するのは、ほぼ大きな金融有事勃発時だけです。


以前から「いずれFRBは確実に利上げする。問題はタイミングだけだ。」などと予告していた内容が実現したことで、投資家が待望していた結果を簡単に見せてくれるほど、今の金市場はシンプルではありません。

最近のギリシャ危機についても同じように事前の状況解説が多過ぎ、全くサプライズ性がなかった点が
金相場にとって追い風にならなかったのです。

ただ、毎回米国の利上げ以降で興味深い事実は、何度か小刻みに利上げを重ねた後、不思議に大きな金融有事が起きていることです。

例えば、1994年2月からの金融引き締め以降も何度かに亘る利上げ後、1997年にはアジア通貨危機が起こっています。

ただ、アジア通貨材料はドル建て金相場が動意づく内容でもなく、この時の金価格は上向きませんでした。

もう一つ、サイクル論の視点からでは、旧25年サイクルが底値模索時間帯(1999年8月に底打ち)に入っていたために下向きの動きを止められないことでした。

では、今回の利上げ以降、この先はどうでしょう?

現在は第二8.33年サイクルの底値模索時間帯に入っていますが、まだもう一つの後半17ヶ月サイクルが始まってもいない段階です。

つまり、第二8.33年サイクルが底打ちするであろう2017年初頭まで、今回を皮切りに利上げを重ねていく時間がたっぷり残っているということです。

実際に2017年までに利上げが進み、その後同サイクルの底打ちに合わせるように金融有事が起こると、
金価格は急騰する可能性があると思います。


<Spot Gold 月足> 第二8.33年サイクルの底打ちは2017年第一四半期頃か?
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1997年、2007年、そして次は2017年???

FF金利が上がった"7" の年には金融有事が起こるのでしょうか???
北米金鉱株指数は金価格と綺麗に連動しています(以下二枚のチャートを比較参照)。
それ故に両社のチャート形は互いに酷似しています。

同時に、同指数は金相場の先行指数として参考にされているものですが、これを週足で見ると現在値の3倍近い高数値のところに開き窓があります。

窓が開いているということは、いずれはその水準まで同指数が戻る可能性が高いことを示唆しており、その時は金価格も当時の水準まで戻る可能性があると思います。


【北米金鉱指数 週足】 随分と高い位置に開き窓が存在する
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但し、現在の金価格は第二8.33年サイクルの終盤に差し掛かっており、戻るとしても現在向かっている
第二8.33年サイクルが底を突いた後の話になるでしょう。

同指数に窓が開いた日は、金相場が1500ドル割れを起こした2013年4月12日でした。


【Spot Gold 週足】 2013年4月12日は金価格が1500ドルを割れた日
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将来、金相場がこの窓埋めで終れば第三8.33年サイクルは弱気でしょうが、そこで頭打ちにならず、続伸して行けば金相場は1920ドル超えの可能性もあるでしょう。

しかし、とりあえず現在は第二8.33年サイクルの底打ち局面と辛抱して向き合う相場であると観ています。
5年半サイクルの天井期にありながら全然下がり始めないドルが邪魔をし、強含みしない金相場です。

数年前に起こったユーロ危機は金にとって強材料でした。
しかし、その後のギリシャ危機では金は上がりませんでした。

また、リーマンショック時も株に遅れて益出しの利確に暴落したものの、それ自体は金に強材料として働きましたが、今夏に起こったチャイナショックには金相場はほぼ無反応でした。

2001年の9.11の時は、反騰幅は13ドルと僅かでしたが一応は上げ材料となりました。
この出来事は、その後の金相場の上昇トレンドを決定付ける切掛けにもなりましたが、最近起こったパリのテロに金相場は全く反応しませんでした。

過去に比べ、今は金相場に資金が入ることがあたかも不都合であるかのようです。
何が起こっても金価格が上がらない現状は何故でしょう?

もしかすると、数年前と比べて今の金融環境が段々変化しているからでしょうか?

時代は徐々に電子マネーに向かっているように見えます。
そうであれば、金というものの存在はしばし邪魔になるかも知れません。

電子マネーは、当初SUICAやPASMOなどのようなカードへのチャージ型から始まり、最近はTUTAYAのTポイントカードにも現金チャージ可能型のものが出てきました。
時代はドンドン電子マネーを推奨しているかのようです。

本格的なものとしては、ビットコインやモナーコイン、またリップルなどのようにコンピュータ上に存在する形態のものへと進化しています。
次は通貨が私たちの体の中にでも入るのでしょうか。

ご存知のようにそれらの仮想通貨は取引相場が既に存在していますがまだ普及しきっている状況ではなく、最終段階に至るまでに今しばらく時間を要するでしょう。

それまで金はゆっくりと弱含みなのかな???


<BTC/JPY> ビットコイン/円相場 日足
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金を買いまくっても値が上がらないのは、金買いに対してわざと失望感を演出しているのかも知れないと考えれば辻褄が合う気もします。

既にレフトトランスレーションが確定している金の第二8.33年サイクルの底打ちまでにはまだ1年強はあり、少なくともそれまで金は弱いと見ておかねばならないかも知れませんね。

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【Spot Gold 月足】 第二8.33年サイクルの底打ちにはまだ早い
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第二8.33年サイクルの起点から横軸を数えると、明らかに底打ち時期にはあと少しだけ時間が必要であるよう見えます。

それまでの反騰局面は中期的に戻り売り場面になるということなのでしょう。



前回投稿文では、金の第二8.33年サイクルの先行きについて悲観的な見通しを描きました。
サイクル論をベースに金の長期相場を眺めればあのように見ざるを得ません。

通常、サイクルは下記のような形になります。(下図参照)。
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ところが、レフトトランスレーションなのに、起点より高値で底打ちした例も過去にありました。
旧25年サイクルです(以下チャート参照)。

<旧25年サイクル> レフトトランスレーションでも起点を下抜いていない
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旧25年サイクルはそれ自体が極端なレフトトランスレーションでした。

チャート上の右端に見えているW底がそのサイクル底(終了点)ですが、明らかにサイクル起点より高値で終っています。

旧25年サイクルに内包されているサブサイクル(8.33年サイクル)についても同様です。

よく見ると、第一及び第二8.33年サイクルが各々の起点より高値で底打ちしており、これらは現行25年
サイクルにおいてはまず見たことのないサイクル形です。


<金相場 起死回生最後の希望>
271204c.png

通常、レフトトランスレーション型のサイクルは前回記事に書いたような見方をするのがセオリーであると思います。

しかし、もし現行25年サイクルの第二8.33年サイクルが旧25年サイクルの時のような形(上のチャート上では①)で底打ち出来れば、もしかするとまだ起死回生の望みがあるかも知れません。
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