金先物投資家 マサアキ 公式ブログ ゴールドマーケットナビゲーター

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1961年生まれ。名古屋市出身。九州大学卒業。
某名門外資系企業勤務時代に先物取引に出会い、プラチナ先物取引でわずか2ヵ月で150万円を600万円に運用。
後に金先物で600万円を7000万円まで運用。現在、資産1億円以上の富裕層向けに金投資コンサルティングを展開。 ゴールドマーケットナビゲーター(ブログ・メルマガ)を運営し個人投資家に無料で情報を配信中。

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金相場は今年に入ってから一貫して上昇モードですが、間もなく月足の雲の下限線に到達後はそろそろ
一旦調整が入るかなと見ています。

一目均衡表の雲の下限線(先行上限)は奇妙にも65ヶ月移動平均線(1393.19ドル)とも合致しており、
また上げ始めた2015年12月から起算しても、2016年8月は天底に合致することが多い基本数値に該当する9本目高値の月でもあります。

【Spot Gold 月足】
20160811a.png

ドル建て金相場は第三7.4年サイクルに入ってまだ日柄の浅い相場ですので極端な深押しは無く、これから年末年始に向かって月足の厚い雲を上抜ける準備に入ると見ています。

現在突き刺さりかけている雲の部分からでは、そのままの角度で続伸しても雲を突き抜けることは難しそうです。雲の右端が重く垂れ過ぎています。

ここは少し潜ってもう少し雲の低い部分から突き刺さり直す必要があるでしょう。

因みに直近高値7/6(1375.12ドル)は、2011年9月6日高値(1920.44ドル)から12/3(1046.25ドル)までの下げ幅874.19ドルの0.382倍戻しの水準(1380.19ドル)には僅かにまだ達していません。
この上昇相場はまだまだ全然若いと言えるでしょう。
 



昨年の12月3日で長期サイクルが底を打ったと思われるドル建て金相場ですが、一方で円建ての東京金週足は、逆三尊パターン(下図参照)を描いているように見えます。
<逆三尊パターン>280706a.png                                     

【東京金 週足】 逆三尊になりそうな東京金280706b.png
分厚く垂れる一目均衡表の雲の中に入ることが出来、まずは一安心です。ただ、雲が捻れて先行上限が先行下限の上になった雲の上を推移し始めるまでは、特に雲の中にいる間は藻掻く可能性があります。
言うまでもなく円建て金相場はドル円の影響を受け、円高は堅調なドル建て金相場の上昇角度を緩めます。
そのドル円ですが現在は、長期16.5年サイクルの中の第一5.5年サイクルの底(円高の極み)を目指している真最中です。
それなりに堅調推移するであろうと思いますが、これが当面の間は東京金には重石として働くことになりそうです。
【ドル円 月足】 年内一杯はまだ円高か280706c.png
新16.5年サイクルの第一5.5年サイクルが一度底を打てば、再び円安の流れがしばらく間やってくることになります。
その時、東京金相場にも大きな増幅効果をもたらす追い風が吹くことでしょう。
 
日本時間の去る6月24日正午過ぎは、英国のEU離脱決定という材料を背景にして多くの資金が金市場に流入しました。

この時は、国内の早朝7時頃から正午過ぎ頃までのわずか5~6時間で何と108ドル以上もの上昇を見せましたが、この上げ幅は一日の上昇としては史上最大級であり、直近では2008年9月17日の92.05ドル上昇幅を抜くものでした。 

【Spot Gold 30分足】 108.11ドルも上昇
280628a.png


為替や株も含めて全市場が大きく揺れたため、非常にインパクトの大きかった一日ではありました。

しかし、こと金相場に関しては以前の投稿記事でも申し上げている通り、長期サイクルが昨年の12月3日(1046.25ドル)で底打ちしているため、既に次の長期サイクルの天井に向かう時間帯に入っていますので、金相場はこのサイクルの天井を打つまでは強気の動きを見せて当然です。

その意味では今回のような急騰場面があって当然であり、逆にいつかこういう場面が出てくることは分かっていたといえば分かっていたわけです。

ただ、東京金に関しては、年内一杯の頃までは第一5.5年サイクルの底(円高の極み)を目指しているため、強いドル建て金相場ながらも、円建て金には少し向かい風が吹くでしょう。

つまり目先の円建て金相場は、今しばらく強いドル建て金相場と円高との綱引きになる見込みであり、一度ドル円の5.5年サイクルが底を打てば、この綱引き相場から開放されるはずです。
 
2016年6月16日、ドル建て金相場は2015年1月22日(1306.59ドル)を上抜きました。

昨年の12/3(1046.25ドル)以降、それまでの下落途中における高値を、これで3つ抜いたことになりますが、相場が下落トレンドから反転して立ち直るとこのようにそれ以前の下落途中の高値を次々と上抜いて行きます。

相場においては、過去高値を上抜くか否かがしばしばその後の見通しの分岐点になり、今、金相場において目にしている上記の現象が、この先の金相場の明るい見通しを提供しているわけです。

昨年の12/3(1046.25ドル)は恐らく金の長期7.4年サイクルの底であり、したがって金は既に次の7.4年サイクルの天井に向けての上昇に入っていると見ています。

<Spot Gold週足>
 
280617nmm.png

耳慣れない金相場の"サイクル"について少し上記で触れましたが、詳細をお知りになりたい方は無料メルマガをお申し込み頂ければ、金の短期~長期サイクルに至るまで詳しい解説をお読み頂けます。
ぜひお取り寄せ下さい。
 
前回投稿では、金相場が新たな長期上昇トレンドに入った可能性が高いと述べました。この見方が正しいなら、当然の如く最大の関心事は次の目標値です。
今回は、2011年9月6日天井(1920.44ドル)以降の調整期間が4年以上と非常に長かった分、これに見合った非常に大きな反動(上昇)エネルギーを蓄えている可能性が高いと見ています。
現在、向かい出したであろうと思われる金の長期22年サイクル大天井は、もしかすると4000ドルを超える数字になる可能性があると思います。

< Spot Gold 月足>280524a.png

通常、落ち着いて下落後の戻り幅を計算する時は黄金率を用いることが多いので、2011年9月6日(1920.44ドル)から2015年12月3日(146.25ドル)までの下落幅874.19ドルを使い、幾つかの控えめな目標値を算出してみると以下のようになります。

1) 最も低い目標値
1046.25(ドル) + 874.19(ドル) × 1.382倍 = 2254.38(ドル)

2) 次なる上の目標値
1046.25(ドル) + 874.19(ドル) × 1.618倍 = 2460.69(ドル)

3) 更にその上の目標値
1046.25(ドル) + 874.19(ドル)× 2倍 = 2794.63(ドル)

因みに2008年時のリーマン・ショック暴落後の戻り相場は、暴落幅350.00ドルに対して×黄金率どころか非常に大きく、戻りの終点になった2011年9月6日(1920.44ドル)は3.54倍返しの水準でした。
金相場の場合、上昇相場がトレンドづくと、上記のような黄金率で計算したような目標値など遥かに超えた位置まで上がっていくケースが多く見られます。
今回も、大天井まで単純に2008年時と同じ倍率を適用すると以下の数字が算出されます。
    1046.25(ドル) + 874.19(ドル)× 3.54倍 = 4140.88(ドル)
ただ、商品相場の打ち上げは第三波が最大になる傾向があり、もっと大きな倍率になることも考えられます。
要するに金相場の長期第三波の天井は青天井であり、終点の数字を言い当てることはまず不可能です。
 
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