金先物投資家 マサアキ 公式ブログ ゴールドマーケットナビゲーター

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1961年生まれ。名古屋市出身。九州大学卒業。
某名門外資系企業勤務時代に先物取引に出会い、プラチナ先物取引でわずか2ヵ月で150万円を600万円に運用。
後に金先物で600万円を7000万円まで運用。現在、資産1億円以上の富裕層向けに金投資コンサルティングを展開。 ゴールドマーケットナビゲーター(ブログ・メルマガ)を運営し個人投資家に無料で情報を配信中。

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過去半年以上に亘って下値をサポートしてきた110ヶ月移動平均線が今月になって割れてしまいました。
いつまで経っても上がらない金相場に市場参加者の焦りが伝わってくるようです。

【Spot Gold 月足】 次は120ヶ月移動平均線か
270709a.png

そうなると次は120ヶ月移動平均線かということになりますが、同線は今月現在、1121.18ドルとまだ低い位置にあります。

毎月7ドル程度しか上げていないこのラインに、もし今月中でなくても来月届いてしまえば、直近安値である2014年11月7日安値(1131.60ドル)を割れてしまう可能性も無くはありません。

同安値は第二8.33年サイクルの最終の第三34ヶ月サイクルの起点であり、もしこれを割れてしまうと同サイクルの底打ちは2008年10月24日安値(680.80ドル)を割れることも道理の範疇となります。

あるいは、最良のケースでも金の25年サイクルが二位相パターンでの進行中ということになり、前半位相の底打ちに向かって一時の1000ドル割れということも考えられます。

幾つかのシナリオの分かれ目がもう瀬戸際まで来ており、今後これまでよりも一層の注意が必要な相場になると思います。

金のサイクル論について深くお知りになりたい方は、私の無料メルマガをお取り寄せ下さい。
その中で全ての金のサイクルを図解で解説しています。


 
以下のドル指数月足チャートを、2001年前後で左右に二分すると、右半分のパターンが左半分のパターンの再来縮小版に見えることは以前の投稿でお伝えしました。

左右それぞれのパターンにおいて節目から節目の時間を観測すると、これまた左右で近似しています(以下参照)。

【ドル指数 月足】 見事な程に長期変動リズムが酷似
270702a.png


なかなか反転した感触が持てないドル相場ですが、上のチャートを見ると、やはりここまでのドル高は反転時期が近づいているように思えますが、2001年前後のドル天井局面を見るとトリプルトップになっており、今回も何らかの天井パターンを形成中なのかも知れません。

この見方が正しければの話ですが、ここでドルの天井が決まると、この位置からのドル安時間帯が3年前後と長く、同時にその進行スピードも急早くなる可能性があり、その時になって初めて金価格が噴き上げ出すのかも知れません。

この先のドルの動向には一層要注目です。


 
以前にも少し触れましたが、2011年央以降のドルの動きは、1995年から2001年に至るまでの足取りにそっくりです。

2001年を境にしてドル指数の月足チャートを縦割りにし、左半分の高値と安値には①から⑮、そして右半分の高値と安値には(1)から(15)までを付番しました。
左右で同じ数字が相対応しています。

チャート上の①から⑮まで、そして(1)から(15)までを同時になぞってみると、この間ドルは全くと言って良いほど同じリズムで動いていることが分かります。

この見方によれば現在位置は(14)であり、左側では⑭がこれに対応しているので、目先は最後の円安場面⑮に向かう同じ動きとして(14)から(15)への動きが予想出来ますが、これはドル高最後の足掻きであり、ここまで続いてきたドル高トレンドはそろそろドル安への反転が近いと思われます。


<2001年以降のドルは1985年以降と全く同じリズムで動いていた>270623a.png

つまり、2015年は2001年時と同じくドル安への反転前夜と思われ、これに伴う金高がそう遠くない時期に起こりそうな気配がします。




<2001年以降の金相場> 2015年以降も2001年以降のような上げ方だろうか270623b.png2001年以降、一気に円高が進んだのと同時に金高が始まっているのがよく分かります。
まさに金とドルの逆相関です。

そこからの金高は半端ない上昇の仕方で、途中一度はリーマンショック時の暴落を挟んでいるものの、
その後も2011年9月天井まで続伸し、まさに放物線状の上げ方でした。
2015年以降の金相場には大いに期待したいところですね。



 





 
なかなか円安に打ち止まり感がないドル円ですが、そのお蔭で円建て金価格の下値が限定的であることもまた事実であり、円建て金の買い方にとっては有難い見方になっています。

しかしドル円も一つの相場ですので、どこかで反転ポイントは必ず訪れることになります。
ドル円を長期サイクルで見るとどんな眺めになっているでしょうか?

【ドル円 月足】 ドル円は16年半周期
270617a.png

金の長期25年サイクルに対して、ドル円は16.5年サイクルで動いており、その中に三つの5.5年サイクルが入ります。

ただサイクルはきっちり割り切れるものではなく、定義より多少の延長や短縮はあります。

上のチャートを見れば、三つの5.5年サイクルは各々の長短に若干の差異が見られますが、第一5.5年サイクルの始点(1995年4月19日)から最終第三5.5年サイクルの終点(2011年10月31日)までの長さはほぼ正確に16年半です。

したがって、現在は2011年10月31日起点の新16.5年サイクルに入っており、その中の第一5.5年サイクルの天井(円安の極み)模索場面にいることが上のチャートから分かります。

したがって現在はどうしても円安の時間帯で当然なのですが、長期で見ればそろそろ一旦は円安が終局し、第一5.5年サイクルの底(円高の極み)を模索する場面に入るのは遠い先のことではないと思います。

何故なら2011年10月31日から既に3年8ヶ月という時間が円安に使われており、相場がサイクルで動いている以上、残り時間が円高局面に使われて第一5.5年サイクルが満了することは必然だからです。

相場には銘柄毎にサイクルがあり、予めそれらを把握しておくと落ち着いた目で相場の反転を受け入れ易くなることはもちろん、予め反転時期を見越してそれを迎える心の準備も出来るので、是非とも相場のサイクルには関心を持って頂きたいと思います。

 
6月第一週の金相場は、雇用統計発表後に下押しされました。
この時の下げ幅が限定的であったのは、今回も110ヶ月移動平均線で止まっていたためです。

昨年の11/7(1131.60ドル)安値がここで止まって以来、金相場の下値を度々支持してきたのが
この110ヶ月移動平均線です。

したがって今月の注目点は、この110ヶ月移動平均線を維持出来るかどうかです。

万一これを割れ、第三34ヶ月サイクルの起点になっている11/7(1131.60ドル)を下回ると、同サイクルのレフトトランスレーションは決定的になってしまいます。

もしそのようなことが起これば、第二34ヶ月サイクルが既にレフトトランスレーションを確定させていますので、第二8.33年サイクル自体のレフトトランスレーションも確定になり、このサイクルの底値は2008/10/24(680.80ドル)を下抜くという最悪のシナリオです。

つまり、最悪のシナリオを絵で描けばこういうイメージです。
270610a.png



買い方視点からは何としても第三34ヶ月サイクルはライトトランスレーションになってもらわなければならず、そのためには先週到達した110ヶ月移動平均線を割れては不味く、維持してもらわねばなりません。


<Spot Gold月足> 110ヶ月移動平均線の攻防
270610b.png



 
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