こんにちは。
マサアキです。
金を買うことは簡単です。店でモノを買うのと全く同じです。
売ることも同じように簡単です。
金を買ってくれるお店に行けばどこでも買ってはくれます。
しかし、売却時には特に気を付けて下さい。
買取り値段は売却場所によって微妙に違います。最近は 「金買います」 とか 「金お売り下さい」 の看板が
日本全国至るところで見られますが、あれらの店は買い取り専門所です。
あなたが純金のインゴットや金貨をもしどうしても売らなければならなくなった場合、
それらの店で売却することはお勧めしません。理由は簡単、
市中の貴金属商よりも彼らの買取り値が安過ぎるからです。
店によってはきちんとした正規の貴金属店がオファーする買取り値に
限りなく近い値段で買い取る店も最近はありますが、
事前に無調査であの類の買取り所を利用してはいけません。
特に売却重量が百グラム単位以上のまとまった量になれば、
売却場所選びの影響は大きくなります。
その場合
トータルで万円単位の損失につながりますので、
どこで売却するかは事前によく調べないといけません。
あの類の買取り所が想定している"金"は恐らく、
日本のご婦人達が所有している不要になった宝飾品だと思います。
"日本の" と言ったのは、多分彼らが買い取った貴金属類は
国内で還流しているのではなくインドや中国などの金選好国に
輸出されているものと思われるからです。
国内にはインド人バイヤーが常駐していて、
日本人が売却した貴金属を買い取ってインドに送っているのです。
この様子は依然、"ガイアの夜明け" でも報道されていました。
日本人が所有していた金をインドなどで売れば
笑いが止まらないくらいに儲かるでしょうね。
いつかも書きましたが、日本は世界一の金輸出国(供給国)です。
そんな国にに向けて金を流している業者に
あなたの
"純金"を売ろうものなら、とんでもなく安い価格で買い取ろうとします。
注意して下さい。 純金はお金(マネー)そのものです。
実際2~3年程前、市中のある買取り所に
1オンス金貨の買取り値を見積もらせたことがありますが、
一流貴金属商が11万円台で買い取っていた時代に、彼らからは9万円で買うという答えが出てきました。
最初から売るつもりなどなかった私はすぐに店を出てきましたが、
恐らく、彼らが取引している業者には市場で通用している
当日の"買取り値" で卸しているのでしょう。
その差額が彼らの儲けだと解釈すれば、それが彼らの商売として話は理解出来ます。
私たちから金を買い取る業者が彼らしかいないのであれば、
私たちは彼らを利用するしかありません。
しかし現実にはきちんとした貴金属地金商がありますので、
金売却時にはそういうお店を利用して下さい。
では、
地金商ならどこでも同じ価格であなたの金を買い取るのでしょうか?これもまた、
答えは "No" なのです。
まあ、殆ど差はありませんが微妙に違いますから、
売却重量が多いと影響が大きくなってきます。日本国内にも有名な一流地金ブランドがいくつかあります。
その最も代表的なものは下記の三つです。
1. 三菱マテリアル(刻印は例の三菱のマーク)
2. 田中貴金属工業
3. 住友金属鉱山 ここで
知っておいて欲しい重要な事実があります。
上記の会社は、それぞれ自社ブランドを金インゴットに刻印しています。
このように自社ブランドの金インゴットを流通させている業者の買取りカウンターに、
他者ブランドのインゴットを持ち込むと買取りはしてくれますが、
自社ブランドよりもグラム当たり10~20円低い買取り額になります。
例えば、
私の場合、所有している金インゴットは全てが
スイスブランドです。
それらを持って、自社ブランドのある三菱のショップに行って売ろうとしても、
1kgバーなら三菱の1kgバーより1万円も安い買取り額になってしまいます。
三菱を例に挙げましたが、
三菱の金買取り額は、同日の他社価格と比べると結構良い価格です。最もお勧めなのは、金を購入する段階で最初から三菱を選んでおくことです。
三菱で買った金地金なら、堂々と三菱のショップに持って行くことが出来て、
当日どこよりも高い買取額で買い取ってもらえます。
また、三菱マテリアルについては
三種類の地金型金貨・カナダのメイプルリーフ
・オーストリアのウィーンハーモニー
・ オーストラリアのカンガルーを全て取り扱っています。
これらの金貨についても同様のことが言え、
やはり三菱のショップで買ったものを三菱で売ると、
一般の地金商で売却するよりも高い値段で買い取ってくれます。
何やら三菱の宣伝みたいになってしまいましたが、
事実をお伝えするのが私の使命と心得ていますので
いつもこのように力の入った書き方になってしまいます。
要は各社全て同じです。
買取り額には自社ブランドと自社から買ってくれたモノを最も優遇しているということです。そういうところで売却する時には、
必ず購入時の明細の提示を求められますので、
その時の紙は絶対に失わないように注意して下さい。
また、それは
確定申告時にも必要になります。
ところで、最近は金価格も毎日弾むようによく動きます。
先物価格だけでなく現物価格も凄くよく変動する時代になりました。
昨日と今日でグラム当たり250円も違うなどということも段々珍しくなくなってきました。
僅か一日での変動幅も今後大きくなっていく一方でしょう。
金現物の売却についてもチャートをよく読めるようにしておかないと
まずい時代に段々なってきていると思います。
先物派やCFD派だけでなく、現物派の方も、
私の
無料メルマガで金相場の読み方をぜひ勉強して下さい。
現物といえども、下手をすると一日で数万円が飛んでしまうような時代ですから・・・
では、また。