金先物投資家 マサアキ 公式ブログ ゴールドマーケットナビゲーター

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1961年生まれ。名古屋市出身。九州大学卒業。
某名門外資系企業勤務時代に先物取引に出会い、プラチナ先物取引でわずか2ヵ月で150万円を600万円に運用。
後に金先物で600万円を7000万円まで運用。現在、資産1億円以上の富裕層向けに金投資コンサルティングを展開。 ゴールドマーケットナビゲーター(ブログ・メルマガ)を運営し個人投資家に無料で情報を配信中。

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相場の動きがどうも読み難いと言う方は多いと思います。
しかし、上下どちらかしかない相場の動きをそんなに難しく考える必要はありません。

相場は上がり"過ぎた"から下がり、下がり"過ぎた"から上がるのです。
つまり一方向に"行き過ぎた" ポイントで反転しているわけであり、
言ってみれば相場はこれを繰り返しているだけなのです。

したがって、相場はこの「行き過ぎの極み」だけを逆張りで捉えたら
高確率で良い結果が出易いはずです。

では、そもそもどこから見て「行き過ぎ」なのでしょうか?
その基準になるものはいくつもありますが、その中の一例を極簡単に紹介します。

行き過ぎとは一種の「歪み」であり、
やがて解消されるべき状態のことであることを飲み込んだ上で
以下のチャートをご覧下さい。

このチャートでは一目の雲を基準に見るとあることに気付きます。

<東京金 日足>
↓クリックで画像拡大↓121.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


場面1:ここは雲より下にかなり大きく乖離している位置ですが、
    その後は、ここを限界点として雲に引っ張られるように上に戻って行きます。


場面2:ここは雲の上で伸び切って後、雲に引き戻され始めているポイントです。

場面3:ここでは雲から然程乖離していないため、相場が比較的平穏であり横這いです。


すなわち相場は、
上にも下にも雲から大きく乖離したところを捉えると反転の動きを見る
ことが出来ると言えます。

この場合、雲から乖離して行くことが相場の歪みであり、歪みは必ず解消されるものです。

つまり歪めば歪むほどに復元エネルギーは溜まり、
臨界点に達したところでそのエネルギーが解放され、
その結果復元力が生じて反転する
...と覚えておけば、
相場の反転現象を理解することは容易です。

もちろんこれだけでトレードするわけではなく、実際には他のテクニカルと合わせて、
もっと精度良く買い場や売り場を見つけようとするわけですが、
大凡の状態が目視で分かるところが利点です。

一目の雲の他に、転換線や移動平均線などからの乖離も有効な目安になり、
乖離度を数値化しようと思えばそれが可能です。

私の無料メルマガで触りを解説していますので、そちらをご参照下さい。


 
2014/03/12 08:56
なかなか調子が上がらないという人に共通する特徴の一つとして、
相場が反転していることに気付くことが遅いという要素が上げられます。

相場の格言に「相場は懐疑の中で育つ」というのがあります。

天井から下げてきた相場は、これまた格言ですが
「天井三日、底百日」と言われるように
なかなか上がってきません...ということも事実ですが、
相場は静かに目立たぬように反転することが多いため気付き難いものです。

ただ相場には、トレンドが反転したと捉えるべきサインがあります。

潮目の変化に気付かないのは、それがサインになることを知らないからです。
知らないということは損をしていることなのです。


以下のチャートをご覧下さい。

<Spot Gold 日足> 遅行ラインに注目
↓クリックで画像拡大↓
120.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


これは現在のドル建て金価格の日足チャートに一目均衡表をかけたものです。

一目均衡表は、基準線、転換線、先行下限、先行上限、
そして遅行線という5本のラインで構成されていますが、
最後の遅行線(チャート中では遅行ラインと表記)が最も重要だと言われています。

長く相場が低迷すると、この遅行線はローソク足の実線の下に出てしまいます。

今回も昨年の9月以降しばらくの間はローソク足の実線の下を這っていたわけですが、
年が明けて1月の後半頃に再びローソク足実線の上に再び出ました。

一目均衡表で知っておかねばならないことの一つは、
この遅行線とローソク足実線との上下位置関係が入れ替わることが、
相場の潮目変化のサインになっていることです。

実際、この遅行線がローソク足の上に出てからの動きは急伸しています。

このことを知っている人は自信を持って上に向いてポジションを持てたことでしょうが、
知らなかった人は出来なかったことでしょう。

人はどうしても長期間見せられた動きに目が慣れてしまっているため、
変化の瞬間を捉えることがなかなか出来ません。

もちろん遅行線だけで相場に取り組むわけではなく、
あくまで一つの判断要素ですが、
必要な時にサッと引き出せることが重要である道具の好例です。

一目均衡表を構成するラインについての解説は当欄では致しませんでした。

私の無料メルマガで詳しく述べていますので、詳細はそちらをご参照下さい。
その他にもたくさん魅力的な知識が詰まっています。

変化はその瞬間を掴まえなければダメです。

 
2014/03/03 21:17
金は2011年9月天井(1920ドル)後、
2012年及び2013年と2年以上に亘って高値更新がありませんでした。

本当に長引いた調整でしたが、
そろそろ本格的に上向きの動きが出てきそうな時間帯に入ってきたと思います。

相場が一度沈むと下値圏を這う時間は本当に長く、
こういった相場の傾向を頭に入れておかないと、
少し思惑と反対の動きが出ただけで怖くなり、
何もかも本来とは反対の動きをとってしまいがちです。

稼げない人が稼げない最大の原因は、
いざの場面で恐怖感ゆえに良いポジションが持てないこと
です。
反転前の相場の動きに流され、その後津波を被ったという話はよく聞こえてきます。

長期間下落相場を見せられると暗示にかかったように、
いつまでもそれが続くような気になってしまいがちですが、
やはりどんな場面でも相場を冷静に見る目を保っておきたいものです。

2014年が明けてから1月そして2月と連騰してきましたが、
ある視点からの分析により、3月は一旦押すと見ています。

<Spot Gold 月足>
↓クリックで画像拡大↓
119.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


もう一つの視点からでは、翌4月から再反騰する可能性があり、
それが次なる上昇への出発点になる可能性を見ています。

2月足の安値が1240.60ドルなので、
もしかするとこれをやや下回るくらいの安値は見る可能性があるため、
今月の高値から100ドル位の安値を見ても冷静でいられる状況にしておく必要があると思います。

相場で重要なことは先の動きを予想出来る根拠を持つことです。

何月が上昇月であって何月が下落月になりそうかを見抜く理論や、
天井や底が今から何週間後になりそうかという測定手段を持つことです。

的中率は100%ではありませんが、かなりの高確率で読めます。

これを持たないトレードは暗闇の中で鉄砲を打つことと同じであり、
あなたの取引は単なる丁半博打になり下がってしまいます。

それでは一度位見通しが当てても単なる偶然であり、
いつかそのうち暗闇の向こうの相手に自分が撃たれて終わります。

時間軸を主体に相場を予想する手段は、
なかなか市販本では詳しく書いてくれていませんが、
私の無料メルマガで基本を学んで頂けますので、ご興味があればぜひお取り寄せ下さい。

 
2014/03/01 11:11
現在の金相場はファンドによる買い越し相場です。

金先物の世界で買い参入したポジションは、
必ず売って閉じ(Close)られ、反対に売り参入したポジションは買い戻して閉じられます。

それ故に先物で手仕舞い前のポジションは
オープンポジション(Open Position)と言われます。

つまり、買いのオープンポジションは売って閉じられますから、将来の"売られ玉予備軍"
なのです。

「売られ玉予備軍」ということはつまり、将来価格を引き下げる原因になるということです。

天井からの下落というのは、
天井圏まではドンドン買いのOpen Positionが積もっていった後、
ファンドの手仕舞いによって崩れる現象です。

したがって、我々が天井圏で手仕舞いし、
含んでいた利益を出来るだけ多く確定しようと思えば、
ファンドが手仕舞いする前に動かねばなりません。

でもどうやってそのタイミングを知ることが出来るの・・・?

NY金のCFTC建玉明細という指標があります。

ポジションは買玉が多いのですが、そればかりではありません。
売玉もあります。

未決済買玉から未決済売玉を差し引いたものを"買い越し残"と言います。

市場のメインプレイヤーであるファンドが
買玉を売り手仕舞いし始めると、買い越し残は減り始めます。

重要なことは、
この買い越し残の数字で天井圏の売りどころや底値圏の買い場を判断出来ることです。

これでファンドの買い越し残(将来の相場の下落原因の元)が分かりますので、
この数字がどの位になったらそろそろ天井圏、
どの水準まで減ったらそろそろ底値圏と判断すべきかということが分かるようになり、
これに慣れると上手な取引が出来るようになります。

CFTC建玉明細は一般公開されているデータですので、
お取引されている会社の営業マンに伝えてもらうのも手だし、
その会社のHPから見て取ることも可能です。

(以下の表参照)
↓クリックで画像拡大↓
118.jpg
※上記の表は、北辰物産のHPからの抜粋を利用しております。


買い越し残は"トン数"で語られるのが一般的ですので、
買い越し残数はトン数での感覚が身に付きやすいと思います。

しかし、取引会社がHP上で公開しているのは、
上の表で見られるようにNY市場の買い越し"枚数"で表現されることが多く、
これをトン数に換算すればよいだけです。

例えば、今年の1/14の買い越し残数は44013枚(表中の大きい太数字)ですが、
この元データをこのように換算します。

NY市場の1枚は100オンス(=3.11035 kg) ですから ... 

44013(枚)× 3.11035(kg)÷ 1000 ≒ 136.9トン(1/14時点での買い越し残)

...と計算します。

これが2014年1月14日時点でのNY市場におけるファンドの買い越し残のトン数です。

今見えている表の中では、この数字以降数字は増えており、実際に相場も上がっています。

ただ判断の基準になる天井圏や底値圏でのトン数は時の経過と共に変わっていきます。

取り組みが今ほど多くなかった10年以上前なら、
買い越し残が200トンといえば天井圏を意味していましたが、
今なら底値圏を意味する数字になっています。

今の時代、金相場の天井圏では800トンを超えることがあります。
ファンドの買い越し残が700トンを超えたらそろそろ天井圏を警戒すべきです。


いずれ利益を確定するために買われてきた買玉が
売り崩される日がそう遠くないことを意味している水準です。

ちなみに、あの6/28(1180.30ドル)の直後の7/2に発表された
買い越し残の数字は20751枚です。

これをトン数に換算すると...

20751(枚)× 3.11035(kg)÷ 1000 ≒ 64.54トン(7/2時点での買い越し残)

これは近年稀に見る低い数字で、今日までこの数字を下抜いてはいません。
それ以降の金相場はご存じの通りです。

ここから先は各自で研究してみて下さい。
これは役に立つデータですよ。

私が無料メルマガで配信している「金相場のテクニカル分析手法」と合わせると、
相場動向の判断精度がグンと上がるはずです。


 
2014/02/20 15:35
市場のメインプレイヤーはヘッジファンドです。
顧客から預かったお金を運用して増やすことが彼等の使命です。

株式でもFXでも、金でも銀でもプラチナでも...何でも売買していると思いますが、
彼等の中で金の位置づけというか、金の役割には一定のパターンがあるようです。

市場取引におけるメインストリームはやはり何と言っても株式取引です。

その株式市場が何かサプライズ級の材料で急落を起こすと、
短期間で含み益の収縮や大きな損失が生じます。

しかし、それはあくまで株急落の材料であり、
金市場にとってはむしろ美味しい話であることも多いものです。

実際に株が急落を始めた瞬間は、金はまだ上げでいます。

しかし金相場のチャートを見ると、
株の急落が一服すると次は金が急落を始めている
のが分かります。

以下のチャート二枚をご覧下さい。
タイミングの比較をし易いように二枚のチャートの時間軸は揃えてあります。


<NYダウ 週足 2010年9月~2011年9月>
↓クリックで画像拡大↓
114.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


<Spot Gold 週足 2010年9月~2011年9月>
↓クリックで画像拡大↓
115.jpg


二枚のチャートをよく見ると、
2010年9月から2011年5月まではダウと金は両方とも歩調を揃えて昇っています。

ファンドは両方とも買いポジションだったと思われます。


以前も書きましたが、ダウと金はいつも反相関関係である場面ばかりではありません。
順相関関係の時もあるのです。

問題は次の2011年5月から同年9月までのNYダウ急落期間です。

ダウは大きく二段で下げていますが、二段目の下げ開始と同時に金は急騰しています。

そしてダウの急落が一服したらそこで金が上昇を止め、
急落を開始している
のが見えるはずです。

今問題にしたいのは二市場間の天井時期がずれている理由です。

さて、何故でしょうか?

これは、株の下落で出てしまった損失や収縮してしまった含み益を、
含み益を持つ金の利益確定で補填している
ためです。

だから株式市場の下落一服後に金相場の天井の時期が訪れるのです。


これは2008年のリーマンショックの時も全く同じパターンでした。

あの時、NY株式は2007年9月のサブプライムローン破綻という材料で当面の天井を打ち、
これ自体が原因で起こったリーマンショックが2008年に入ってから
それに追い打ちをかけた形になっただけ
なのです。

実際に株式下落のきっかけになっていたのは
前年のサブプライムローン破綻
だったわけです。

サブプライム破綻は金相場には最高に美味しい上昇材料でした。

しかし、金の上昇も2008年3月までです。
その頃までに株はかなり下げていましたから、
大きな損失が発生していたファンドがあったはずです。

最後にあと二枚、当時のチャートをご覧下さい。
こちらも時間軸は揃えています。


<NYダウ 週足 2007年10月~2008年3月>
↓クリックで画像拡大↓
116.jpg


<Spot Gold 週足 2007年10月~2008年3月>

↓クリックで画像拡大↓
117.jpg


これでよくお分りでしょう。

2007年10月以降2008年3月までの間、株と金は全くの逆相関関係です。

そして、株の下落が一服した
2008年3月に金が大天井を打ち、急落を始めます。

理屈は前述の通り、株の損失補填を目的とする金の利確です。

現代の金融市場は複雑に異市場が絡み合っています。
こんな事情があるのです。

昔の教科書はもう捨てましょう。

私の無料メルマガの方がはるかに役立ちます。

何故なら多方面から金相場を分析出来るツールを
その中ではきちんと提供しているからです。


 
2014/02/16 05:26
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