金先物投資家 マサアキ 公式ブログ ゴールドマーケットナビゲーター

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1961年生まれ。名古屋市出身。九州大学卒業。
某名門外資系企業勤務時代に先物取引に出会い、プラチナ先物取引でわずか2ヵ月で150万円を600万円に運用。
後に金先物で600万円を7000万円まで運用。現在、資産1億円以上の富裕層向けに金投資コンサルティングを展開。 ゴールドマーケットナビゲーター(ブログ・メルマガ)を運営し個人投資家に無料で情報を配信中。

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今年も既に半分が過ぎ、金は本格的に夏相場に入ります。

一昔以上前なら、
金相場に取り組む者にとって夏は気怠い退屈な季節でした。

しかし、ここ数年を振り返ると最近はそんなに退屈でもなさそうです。

どちらかと言えば、
昨今はむしろ夏にエキサイティングな高騰を見せる傾向があるように思います。

実際にチャートを見て確かめてみましょう。

因みに"夏"の定義は6~8月とします。


<Spot Gold 週足 2008~2010年>
↓クリックで画像拡大↓
165.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


2008年
この年の夏(7~8月)は超暴落の季節でした。
ご覧の通り多筆に及びません。

2009年
これが普段の典型的な「気怠い」夏の金相場です。
8月の最終週になって目が覚めたようですが...

2010年
この年は天井後の6月後半から7月終わりまで一貫して下げていますが、
8月に入って一気に反転し、そのまま秋の高騰相場に繋げました。
金相場にとって8月の印象が変わった年でした。


<Spot Gold 週足 2011~2014年>

↓クリックで画像拡大↓
166.jpg


2011年
6月の押し目の後、7月に入ってから8月まで目の覚めるような大暴騰を見ました。
前年に変わった8月相場の印象は2011年もそのまま踏襲出来ました。

2012年
気怠い夏相場再来の年かと思われましたが、やはり8月の後半に意外な大陽線を立てました。

2013年
6月の大暴落の反動という背景もありましたが、7~8月の高騰は目覚ましいものでした。
その後の様子を見ると、年後半が一貫してその反動安になった程でした。


さて、今夏はどうなるでしょうか?

取り敢えず6月は過ぎましたが、
明らかに強気の月でしたので多少の反動安は覚悟しないといけないのかも知れません。

上記で見てきたように、最近の金相場は8月でも強気に動くことが多いように思えます。
ここまでは、近年の夏の金相場の検証です。


次は今年の夏相場がどのように動きそうかを占ってみます。

<Spot Gold 週足1> 二重シンメトリカルトライアングル???

↓クリックで画像拡大↓
167.jpg
 

ここまで形成されてきた相場にトレンドラインを引いてみました。

確定的なことはまだ何とも言えませんが、6/3以降の小天井が一旦ついたのなら、
チャートパターン的には、
大小二重のシンメトリカルトライアングルの中にいる可能性があると思います。

この見方が正しければ、
7月は少なくとも前半がやや弱気に動き、しかしその後雲を下抜かないで価格は

雲の中で持ち直し、上値抵抗線を突破しながら
前プライマリーサイクルの天井(1392.05ドル)を上抜いていくと見ています。


しかし、近年の8月が強いからと言って今年の8月も強いと決まったわけでもなく、
上のようなコースでなければ

<Spot Gold 週足2> 
シンメトリカル上抜け後はアセンディングトライアングル上抜け???

↓クリックで画像拡大↓
168.jpg


現段階ではあれこれ想像を逞しくするばかりですが、
新プライマリーサイクルが二波構成になれば、
7月も連騰し、8月になって調整という可能性もあります。

そして二本ある上値抵抗線を一回づつ打たれた後、
それぞれ上抜けて高値を目指すというシナリオです。

例えば、
下値サポートラインと一本目の(下にある)抵抗線はシンメトリカルトライアングルを作り、
二本目の(上にある)抵抗線とはアセンディングトライアングルを作り、
そして最終的にこれも上抜けるとか...いう展開になるのかも知れません。

これも理屈には合うと思います。


金には通常15~21週で回っているプライマリーサイクルという周期があり、
その中が三波構成になったり二波構成になったりしながら進行していきます。

前者の場合、
一つの波をメジャーサイクル(略称MC:5~7週)といい、
相場的には三位相パターンといいます。

これに対して後者の場合、
一つの波をハーフプライマリーサイクル(略称HPC:8~11週)といい、
二位相パターンといいます。


サイクルの長さを把握していると便利なのは、
いつ頃高値や安値をつけそうかというシナリオを自分で考えて描き易くなることです。

一度シナリオを描き、進行を見ながら徐々に修正を加えていくと取り組みも楽しくなります。

金のサイクルにご興味があれば、
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是非お取り寄せしてみて下さい。



 




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2014/07/07 14:30
ドル建て金相場週足は、1年4ヶ月ぶりに雲の中に入ってきました。

金相場の回復に向けて一歩前進と言えるでしょう。
(以下ドル建て週足チャート参照)


<Spot Gold 週足> 
↓クリックで画像拡大↓
157.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


ドル建て金相場は綺麗なダブルボトムを形成して以降、
切り下がる雲に押し流されるように
しばらく雲の下を下限線(先行上限)に沿って下げてきましたが、
雲が下がり止まったところで待望してきた通りやっと雲の中に入ってきました。

まだ入り具合も浅いので完全に安心出来るわけではありませんが、
今後のドル建て金相場は、チャート上に引いた線が
下値サポートラインとして有効かどうかを試す相場だと思います。

個人的にこれはサポートラインになるだろうと見ています。

ドル建て金相場は6/3以降、新たなサイクルに入ったと見られ、
4.25年サイクルの底打ち時間帯がダブルボトムの二番底以降とうに過ぎていることから、
恐らくこの若いサイクルは強気型として進行していくのではないかと期待しています。


一方で円建て金相場はどうかというと、一つ期待していることがあります。
(以下円建て週足チャート参照)


<東京金 週足> アセンディングトライアングルか?
↓クリックで画像拡大↓
158.jpg


雲から零れ落ちんばかりでしたが、
結局雲の下限線(先行上限)が下値をサポートし、再浮上を始めました。

再浮上を始めたポイントがドル建てでいえば新サイクルに入った時期なので、
上記の理由でこれが強気型になっていく公算が大きいことを思えば、
円建ても上伸していく期待が持てると思います。

期待していることというのは、
東京金週足がアセンディングトライアングルを形成する可能性です。

アセンディングトライアングルは収束後の結末が上抜けと決まっている形なので、
この見方が正しければその後の展開にワクワクします。

少々歪ですが雲の右端も既に捻じれており
このシナリオでの展開を示唆しているように見えてきますがどうでしょうか?

アセンディングトライアングルとはチャートが作るパターンの名前です。

ご存じなかった方は私の無料メルマガにご登録下されば、
他の多くのチャートパターンと共に詳しくご紹介しています。

また、文中で少し触れた金相場のサイクルについても詳しく述べていますので、
宜しければご精読してみて下さい。

 




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2014/06/26 09:59
基本的に金相場と連動する銀相場は、
3年以上に及ぶ時間を掛けて形成してきた下降ウェッジが収束してきたように見えます。

近年の貴金属相場が遠大なスケールで
チャートパターンを形成するようになったことに改めて驚かされます。


<Spot Silver 月足> 銀は安値を更新してしまったが下降ウェッジ収束
↓クリックで画像拡大↓
155.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


さて、金相場の方は、崩れかけたダブルボトムがチャートパターン的にも頼りない状況ですが、
銀相場の方は下降ウェッジがここで上抜けるか、
あるいはあと一回位は上値抵抗線に打たれるのかが関心の焦点
になってきました。

ここでウェッジを上抜けてくれると金相場にとっても
明るい見通しが開ける可能性があると思います。

下降ウェッジの結末は上抜けと最初から分かっています。

銀相場も金相場同様、
ここに来てボリンジャーバンドの中心線と下限線の中間線の上に乗っており、
下値はサポートされているように見えますので望みはあるでしょう。

そして重要なことがもう一点あります。
まずは以下の金相場月足チャートを上の銀相場月足チャートと比べてみて下さい。


<Spot Gold 月足> 金は今年に入っても安値更新をしていない
↓クリックで画像拡大↓
156.jpg


昨年末までは金と銀は同時にダブル底をつけたように見えていましたが、
今年5月に入ってから銀相場は昨年12月につけた二番底を下抜いてしまいました。

一方で金相場ではその現象は見られておらず、年初来安値さえ更新はされていません。

このように類似の異銘柄間で、
一方は安値を更新しているのに他方は更新していない状況を
「異市場間ダイバージェンス」
といい、安値を更新していない金相場にとっては強気材料になっています。

これに加えて安値を更新した方の銀相場も下降ウェッジが収束し、
上抜け時期のタイミングを模索するだけの段階に入っていると思います。

この下降ウェッジというパターン...金相場でも底打ち時によく見られるパターンです。
金相場には頻出するチャートパターンがあります。

チャートパターンには理論目標値が計算出来るものも多く、
またパターン完成後にどうなることが多いかという金相場独特の傾向もあります。

チャートパターンを含め、そのようなことをお知りになりたい場合は
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金相場に特化している読み物ですので速攻で役に立つと思います。


 




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2014/06/17 09:59
けだるい金相場が続いています。
このように強いでもなく弱いでもない相場を見る目は、
「弱い」と見れば更なる下値理論値を模索したくもなります。

実際、金相場は綺麗なダブルボトムを形成したように見えたにもかかわらず、
今はその形が崩れかけているように見えないでもなく、
ダブル底の下抜けを完全に否定することも出来ません。

しかし、そんな際どい条件の中で
今の金相場を肯定的に見ることは出来ないのでしょうか?

いいえ、サポートしているラインは存在します。

しかも状況はもうかなり煮詰まってきています。
(以下、ドル建て月足チャート参照)


<Spot Gold 月足> ボリンジャーバンドとパラボリックライン
↓クリックで画像拡大↓
154.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


まずボリンジャーバンドからですが、
2012年10月高値からの急落相場はバンドを一気に右に下げました。

こういう相場では、
しばらくバンドの下限線を伝うように動くバンドウォークを暫く続けることが多いのですが、
よく見るとこの時の金相場はそれほど長い間バンドウォークしていたわけでもありません。

むしろ早々にバンドウォークから離脱し、
バンドの中心線と下限線の中間線に一度は打たれるも二度目はその上に乗せています。

それまで1年以上の時間を費やしてはいますが、
上値を志向して一歩先進している姿がここに見えています。

"中間線"に乗せた後も軟調気味だったのは、
同線がまだ下げていたためにその流れに運ばれていたためですが、
同線に乗ってから4ヶ月間、価格は下げながらも一度も同線を割れないで推移してきています。

その"中間線"を割れないまま、同線は段々下げ止まってきましたので、
次は中心線に向かって伸びる動きが見られる可能性があると思います。

そこで次のサポートラインですが、
過去14年間金価格の下値を支えてきたパラボリックライン(放物線)というものがあり、
ちょうどこれにも支えられている形です(上のチャート参照)。


決して強いわけでもないのになかなか下にも進んで行かない理由は、
上記二本のラインによるサポートが効いているためであると見ています。

月足チャートでバンドの中心線に向かう動きが見られたらまた一歩前進です。

現在位置の真上ではまだ中心線は急落していますので、
こういう状況の時に届いても恐らくまた打たれてしまうでしょうが、

もう少し時間を掛けてバンドの収束部分に接近すれば
中心線の上に出られる可能性が広がってくる
と思います。

ボリンジャーバンドは収束して来ると、上下いずれかの方向に大きく動き出します。

ボリンジャーバンドについて詳しくお知りになりたい方は、
私の無料メルマガをお取り寄せ下さい。

その中でエッセンスを上手くまとめていますので、スンナリと頭に入ると思います。

またその他のテクニカル分析手法も金に特化して沢山まとめていますので
お役立て頂けると思います。

 
2014/06/14 22:25
あまりに上昇トレンドへの復帰に時間が掛かっている金相場ゆえか、
金を売り放して株と外貨に資産シフトせよなどと主張する人もいます。

そう言いたくなる気持ちも分からなくはありませんが本当にそれで良いのでしょうか?

彼等は金相場が既に天井を打ったと見ているようですが、
なぜそう見るかという解説までは十分納得出来るレベルで付いてきていない気がします。

金は一度沈むと浮上するまでに相当な時間が掛かるイメージが確かにあります。

リーマンショック後の回復相場も、再び高値更新するまでに1年以上を要しました。

今回は未だ2011年9月高値の1920ドルを更新しておらず、
天井からの経過時間は1年どころではありませんが、
2008年時とはまた相場のスケールが全然違うところに着目する必要があると思います。

金がなかなか上がってこないと言いますが、
一定以上は下がりもしないことに言及する人はあまりいません。

相場が大きな絵を描く程、リアルタイムに相場の現況を把握することは難しい
と思います。

もしかしたら金相場は既に回復途上にあるのかも知れません。

地球は間違いなく自転していますが、
地球が確かに自転していると大地を踏みしめながら実感まですることが出来ないのは
地球があまりにも大きいからではないでしょうか。

もっと小さな球であればそれは体感出来るはずであり、
この事実とよく似ていることだと思います。


ここでドル建てゴールドの月足チャートで金相場のBig Pictureを見てみましょう。


<Spot Gold 月足> 何だかんだ言っても相場は回復しているのでは?

↓クリックで画像拡大↓
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※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


少なくともここまでのドル建て金相場はダブルボトムを形成したように見えていますが、
その割には第二ボトム後の上伸力がどこか頼りない感じがするところが確かに気を揉ませます。

ボリンジャーバンドでこの月足チャートを見ると、
2012年10月の第二高値からの大急落以降の金相場は、
同バンドの下限ラインとの縁がなかなか切れませんでした。

しかし、今年に入ってようやく下限ラインと中心ラインの中間ライン(-σ)の上に
約1年ぶりで確りと乗せており、回復に向けての一歩前進と素直に見て良いと思います。

バンドは最早急落しておらず、この先中心ラインを目指す動きを見せる期待が持てると見ており、
この中心ラインを超えさえすれば、
金相場が回復途上にあることに疑う余地はなくなると思います。

このダブルボトムが好印象である点は、第二ボトムが第一ボトムよりも高いことであり、
形は少々歪になるかも知れませんが、
まだダブルボトムの形が崩れてしまったわけでもありません。

いつも述べる金相場のサイクル的余命の話を抜きにしても、
金相場の上昇トレンドはまだ終わったとは言えない...と私は見ています。

短時間で急に上がった相場の後始末は随分と時間が掛かるものだと、
2008年のリーマンショック後の相場で私達は一度体験しましたが、上のチャートを見て下さい。

今回は一段とスケールが大きいのが一目瞭然です。

こういう相場では回復に相当な時間が掛かるものだと
予め知って取り組まねば早まったことをしてしまうかも知れません。

上述した

・ボリンジャーバンドの見方
・金相場のサイクル
・金相場に頻出するチャートパターン


無料メルマガで配信していますので、ご興味があればご覧下さい。

全て金相場に照準を合わせて私自身の表現で解説していますので、
市販本とは一味違うはずです。

 
2014/05/10 21:20
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