米国と英国の国際商品取引所で取引されている商品取引価格から算出される
国際商品指数として
CRB指数というものがあります。
この指数値が高いと原材料の価格水準が高いことを意味し、
インフレの先行指数として利用されています。
つまりこの指数が高いとインフレ懸念があるとされて金価格も高くなる傾向があり、
通常金価格はCRB指数と順相関関係にあります。以下はCRB指数の日足チャートですが、
このチャートパターンが
下降ウェッジを形成してから収束し、理論通り上抜けました。
では実際に金相場はCRB指数のウェッジ上抜けと共に上がって行きそうでしょうか?
<Spot Gold 日足> 逆三尊の右肩形成中の下降チャンネルの中↓クリックで画像拡大↓

※上記チャートは、
北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。
ドル建て金相場はライン①によるサポートを受けながら逆三尊を描いています。
同時にライン①及び②の二本のラインだけに注目すると、
この相場は同時に
日足としては大きなシンメトリカルトライアングルを描いています。ライン③及び④に注目すると、各々がライン①との交点で反発していることが分かり、
ライン①のサポートの堅さが見えます。また、見る角度を変えると短期的にはライン⑤と⑥とで構成される
下降チャンネルの中にいるようでもあり、これが逆三尊の右肩です。
下降チャンネルも上述の下降ウェッジ同様に結末は上抜けですので、
恐らくライン⑥を抜けて行くと見ますが、
ここで
もう一度ライン⑥に打たれても最重要のライン①が支持すると見ます。ライン⑥を上抜けた後は
シンメトリカルトライアングルの上限線であるライン②が最終抵抗ラインであり、
もしかすると一度はこれに打たれるかもしれませんが、
最終的には上抜けて逆三尊の右肩が完成すると見ています。
逆三尊のセオリーでその後を動くとすれば言うまでもなく金急騰に繋がるはずですが、
上述したCRB指数が文字通り先行指標になってくれているのかも知れません。相場はトレンドラインを引く習慣をつけると、
引く前では見え難いかったことが見えてくることがよくあります。
例えばチャートパターンもはっきり見えてきますし、
金相場がよく見せる"再来相場"(相似形相場)が見えてくることもあり、
その後の取り組みを正しい方向に導いてくれ易くなります。
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