金価格の下落基調が落ち着いてきました。
最近の金相場の弱基調は金鉱株指数のテクニカル要因から
影響を受けていたと見ています(以下チャート参照)。
<北米金鉱株指数 日足>下窓は全て埋まり今度は上窓が空いている↓クリックで画像拡大↓

※上記チャートは、
北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。
上のチャートは北米金鉱株指数の日足チャートですが、
ここで
空いていた三つの窓が9/22(月)で全て埋まりました。
最近の金価格はどうやらこの窓が空いていたためにどうしても弱基調だったように思います。
北米金鉱株指数日足の窓埋めと同時に金の下落も一先ず止まり、
現在の金相場は緩やかに反騰中です(以下チャート参照)。
現在の同指数日足チャートは逆に上窓を空けており、
短期的には少なくともその位置までの反騰は見込めるため、
金価格も上に連れて行かれる可能性に期待は持てます。
<Spot Gold 日足> 円建ては円安に救われたがドル建ては100ドル超の下げ↓クリックで画像拡大↓

北米金鉱株指数の窓埋め完了と同時に、
金相場にも十字線の後に反騰を思わせる陽線がようやく立ちましたので、
この先15日移動平均線まで超えてくると
金相場は新たなサイクルに入った可能性が見えてくるかもしれません。
新サイクルに入ったことが確認出来ると、
金相場は同サイクルの天井に向け、9/22(月)から
少なくとも2~3週間程度は上昇するはずですが、問題はその先です(次のチャート参照)。
<北米金鉱株指数 週足> 週足でも上に空き窓あり↓クリックで画像拡大↓

「少なくとも2~3週間の上昇」と言ったのは、
次のサイクルも弱気型になった場合を考慮してのことです。
弱気型サイクルにも天井はあるため、
その場合は早々に天井を打って再び下げ始めるからです。
強気型になれば上昇時間は無論それ以上に長くなり、その分天井値も高くなります。北米金鉱株指数の週足チャートで予め知っておきたいのは、
昨年4月に空けた上窓が今も空いたままであることです。
窓がいつ埋まるかは事前に分かるものではありませんが、
極端に低いストキャスティクス数値と薄い雲を考えると、
雲の上に抜け出ていくチャンスを窺う可能性はあると見ています。
厳密には下値抵抗線を今週足がやや割れていますが、
金相場関連のシンメトリカルトライアングルではダマシがよく見られるため、
今回もそのケースになれば上記の展開になる期待は持てると思いますが、
さてどうなるでしょうか。
金相場の動きから目が離せない空気がまだ続きます。
金相場には金相場だけによく見られる独特な動きがあります。
金相場のサイクルも金相場独自のものであったりしますし、
上述した"ダマシ"の傾向も然りです。
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では、また。
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