金先物投資家 マサアキ 公式ブログ ゴールドマーケットナビゲーター

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1961年生まれ。名古屋市出身。九州大学卒業。
某名門外資系企業勤務時代に先物取引に出会い、プラチナ先物取引でわずか2ヵ月で150万円を600万円に運用。
後に金先物で600万円を7000万円まで運用。現在、資産1億円以上の富裕層向けに金投資コンサルティングを展開。 ゴールドマーケットナビゲーター(ブログ・メルマガ)を運営し個人投資家に無料で情報を配信中。

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リスクをとって相場に入ってきた以上、誰しも大きく利食いしたいはずです。
それがなかなか出来ないのは何故でしょうか?

原因はいくつかあります。

例えば...

1.もっと伸びると思っていたら突然反転してしまい、
 せっかくの含み益がなくなってしまった

2.底(天井)だったのに建玉のタイミングを逃してしまい、
 その後も指を咥えて見ていただけ



このようなことが起こる原因ははっきりしています。

それは、皆さん縦軸ばかりに気を取られているからです。
「縦軸」とはつまり価格が動いた幅です。

奇妙なことですが、相場はほぼ一定のサイクルで動いています。
その中で上昇に使われる時間と下落に使われる時間にあるパターンがあるのです。

上げ相場の時と下げ相場の時で上昇時間と下落時間はそれぞれ変わってきます。

今は上昇基調なので上げ始めてから数週間以内に利食い場が来るとか...
(例えば2週後に利食いするとタイミングが早過ぎる)

または今が下落基調なら、下げ始めて一定時間は経過しないと底値は突かないとか...
(例えば3週後の安値を買い拾うとさらに安値に持っていかれる)

こういうことを知るか知らないとでは、結果に大きな生まれます。

これまで上手く出来なかったのは、
知るべきことを知らなかったことが原因だったのです。

上手な取引を行う人は縦軸(価格)よりも横軸(時間)を重視し、
上手く参入するタイミングを捉えていたのです。
これがいわばプロとアマの違いです。

万一、多少タイミングを間違ったところで、
その一時的含み損のリスクは最小限で済み、大体時間が解決してくれます。

上記は短期の話ですが、中長期においても見方は同じです。

もし今回が、
昨年6月28日(1180.30ドル)と12月31日(1180.65ドル)のダブルボトムだったとすれば、
現行8.5年サイクルの前半4.25年サイクルのボトムは突いたことになり、
後半4.25年サイクルの天上に向けて上昇を開始したことになります。

この場合、後半4.25年サイクルの天井=現行8.5年サイクルの天井ということになり、
2016年辺りがその高値を付ける有力候補ではないかと思い、
以下のようなイメージを描いています。

↓クリックで画像拡大↓
106.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


ダブルボトムになった場合、
2011年9月以降の最安値までの下落幅は740ドルであり、
その2倍返しが来れば、2~2.5年後位で2660ドルが目標値になるかと予想しています。

第一8.5年サイクルの時もそうでしたが、通常、2倍返しは控えめな見積もりです。

もう少し上乗せして2.382倍返しが来れば、
上記と同時期に単純計算で2942ドルが目標値になり、
3000ドル乗せが射程距離に入ってくる位置まで伸びる可能性は十分あります。

今回は金の現物売却の相談を何人かから受けましたが、
「売却しなければ生活に困るのでなければそのまま持っていた方が良いと思います。」
...と答えておきました。

先物取引は長期の見通しだけでは不十分ですので、
中期そして短期のサイクルを見ながら取り組むことになりますが、
中期でも短期でも見るポイントと目標値計算の理屈は上記の長期サイクルと同じです。

私の無料メルマガでは、サイクル解説はもちろん、
その他のテクニカルも詳しく金相場に向いて解説していますので、
是非、読んでみて下さい。


 
2014/01/29 22:22
前回は「ユーロドル相場から見る金相場」について説明しました。

その中で、6ヶ国通貨と金相場は"基本的に"順相関関係になり易く、
米ドルと金相場は"基本的に"逆相関関係になり易いと書きました。

強調的な「基本的」という言葉が引っ掛かったことと思いますが、
責任逃れをしたわけではありません。

基本はあくまで基本なので、そのように書いたまでです。

市販本には「米ドルと金価格は逆相関関係」とよく書かれています。
確かにそれは事実ですが、最近は必ずしもそうとばかりも言えない場面もあるのです。

昔は、ドルと金は逆相関、株と金も逆相関、そして原油と金は順相関...
と覚えておけばよかった時代でした。

しかし、通貨ユーロの登場以降、事情は大きく変わりました。
以前は通用していた構図がかなり複雑化してきたのです。
今の金相場はこれらの側面を柔軟に受け止めないと正しく対処することが出来ません。

米ドルと金が順相関関係になることもあるのです。
それはユーロを使用する経済圏であるEUの経済危機が材料になる時です。

EUが経済的有事の事態になれば、その時もそれを材料に金が買われるのです。
当然この時、ユーロは安くなります。
つまりドル高です。
金が買われるのは米国に有事が起こった時だけではありません。

これがドル高と金高が重なる時です。
昔は通貨ユーロなどありませんでしたから、金を揺らす通貨は米ドル一本だったのです。

EU経済圏が落ち着いている時は昔の通りですが、
ユーロ経済圏に一度有事が起こるとその構図が一時的に崩れるのです。


以下のチャートをご覧下さい。

<ドル指数 2010年2~6月> ドル高
↓クリックで画像拡大↓
103.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


<ユーロ/ドル 2010年2~6月> ユーロ高
↓クリックで画像拡大↓
104.jpg


<金相場 2010年2~6月> ゴールド高
↓クリックで画像拡大↓
105.jpg


上のチャートを見れば、
教科書に書いていることも一時的に崩れることがある
ということがお分り頂けると思います。

私は普段から多くのトレーダーの方とコミュニケーションをとっていますが、
今でも古典的な構図を頼りに取引をされて、どうも調子が上がらないと仰る方に出会います。

金の世界は日進月歩ですから、どんどん新たなものが登場してきます。
そうなれば、昔は通用したことも今は通用しなくなった...ということも出てくるようになります。

相場に取り組むに当たっては、「本に書いてあること」ではなく「テクニカル」でお取引下さい。

相場というものは、私が無料メルマガで配信しているテクニカル分析と呼ばれるもので、
相場の先行き動向はある程度つかめるものです。

相場において先が読めるということは稼げるということです。
テクニカルとは相場の交通ルールのようなものであり、
金相場は特にテクニカル通りに動きます。

是非、あなたも稼げる取組スタイルに改善し、金相場で稼いで下さい。


 
2014/01/26 19:29
金相場を見る時、一見して金相場とは直接関係なさそうな
チャートからその行方を占うこともあります。

具体的には、株式市場や為替市場、
またはバルチック海運指数とかVIX恐怖指数など...各種指数のチャートのことです。

各種指数の中には「ドル指数」と呼ばれるものがあります。

「ドル指数」とは主要6ヶ国の通貨の価値を一本化して指数化し、
米ドルの通貨価値を総合評価した指標のことです。

内訳の6ヶ国通貨とは、

ユーロ、日本円、英ポンド、カナダドル、スウェーデンクローネ、
そしてスイスフランのことです。

「ドル指数が高い」とはこれら主要6ヶ国通貨に比して米ドルの価値が高いことを意味します。

つまり...

ケース1:ドル指数が高い → 米ドルが割高 → 主要6ヶ国通貨が米ドルに比べて割安
ケース2:ドル指数が低い → 米ドルが割安 → 主要6ヶ国通貨が米ドルに比べて割高


金価格と米ドルが基本的に逆相関関係にあることはご存じだと思います。

であれば...

結論1:金価格とドル指数は基本的に逆相関関係になり易い
結論2:金価格と主要6ヶ国通貨は基本的に順相関関係になり易い

主要6ヶ国通貨の中で最も主たる通貨は、使用人口的見地からももちろんユーロです。

上記の「結論2」から、
基本的に「ユーロが高くなると金価格も連れて高くなる」構図が読み取れると思います。

つまり、ユーロの対ドル相場を読むことで金価格を読むことも基本的には有効である
ということがお分かり頂けると思います。

ユーロ/ドルの週足チャートをご覧下さい。


<ユーロ/ドル 週足>ユーロ先高見通し
↓クリックで画像拡大↓
102.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


現在の金相場チャートは長い調整期間の後ということもあって
複雑化して見通しに迷いを誘われ、直接見て先行きを占うには
かなり高度なテクニカル知識と鋭い洞察力が必要です。

上のユーロドルチャートは分かり易い逆三尊パターンを形成しており、
明らかにユーロの先高を示唆しているようです。

ユーロの対ドル相場が金価格と順相関関係であるならば、金相場もこの先は先高
であることが分かります。

実際に長く続いた金相場の調整もそろそろ期が熟してきており、
いつも通りユーロと共に上昇していきそうな気配をこのチャートから感じます。

チャートパターンについてはまだまだ多くあり、
私が無料メルマガで配信していますので良ければご覧になって色々なパターンを覚えて下さい。

それらはきっとあなたの財産になるはずです。


 
2014/01/21 21:51
金相場にとって、過ぎ去った2013年も
「年間を通して予想外な安値に沈められた」
という悪い印象が残った年になった方々が多いのではないでしょうか?


旧年中、金相場は重要と思われる安値を二度つけました。

一つは6月30日につけた、
1180.30ドル(Spot Goldベース)


そしてもう一つは2013年最後の日、12月31日につけた
1182.65ドル(同じくSpot Gold ベース )

であり、奇妙にも両安値間には丁度6か月の時間的開きがあります。


大きな目で見れば両安値はほぼ等しい近似数字であり、
一般的にダブルボトムと呼ばれるパターンを作る期待が高まっています(以下チャート参照)。

<Spot Gold 週足>
↓クリックで画像拡大↓
100.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


ただ、相場が上伸していくに当たっては
"抵抗線"と呼ばれるものを上抜けして行かねばなりません。

現在の金相場で目先の抵抗になりそうなのはチャート上に引いた上値抵抗線です。

上記の二つの安値が期待通りダブルボトムとなるためには、
価格がこの抵抗線の上に抜け出ないといけません。


この抵抗線に叩かれて、
あまり長い時間沈んでいるとダブルボトムの形は崩れてしまいまいますので、

ダブルボトム成立のためには、
二度目の速やかな再チャレンジで上抜けに成功する必要があります。

抵抗線にあまり強く打たれてもダブルボトムの形は崩れてしまいます。

万一、そうなるとこのシナリオは白紙に戻り、
新たな安値の模索をすることになってしまいます。

新たな安値を模索するようなことになると、
その場合は"逆三尊"パターンを形成して底値をつける展開が予想され、
その底値はまた数か月先になってしまいます。

現時点で怖いシナリオがあるとすればもうこの一点だけです。

いずれにせよ、2011年9月6日につけた1920.44ドル(Spot Gold ベース )以来、

二年以上の長きにわたって続いてきた調整相場は、
そろそろ時間軸的には終局面に来ています。

どちらの展開になった場合でもその後は強力な反騰を見せることになります。

ダブルボトムが成立するためには、2月は1月の反動で下げても軽微な程度であるべきです。

ダブルボトムの期待は現在まだ有効であり、実現の可能性は十分あると思います。

しかし、まだ"期待"であり、確信には至っていません。

金相場のその後を占う上で鍵になる最重要の月は来月、すなわち2月の動き方だと見ています。

何故か...それにはテクニカル的に理由があるからです。

このテクニカル知識をマスターすると、
月単位はもちろん、週単位や日単位でも未来が見通せます。

・来月が上げそうか下げそうか
・2週間後が上げか下げか
・3日後のx曜日が上げか下げか


という先の展開が概ね見えるようになってきます。

そんな便利な知識を習得したい方は、私の無料メルマガ読者になると、
こういった目から鱗が落ちるような便利なことをその他にもたくさん知ることが出来ます。


ご興味があれば是非、ご登録下さい。


 
2014/01/15 08:23
金相場は、何千年もの歴史を誇ります。

その歴史において、日本では1978年に金取引が完全自由化されています。


そして、完全自由化以降で、最も安い価格をつけた「最安値」をあなたはご存じでしょうか。

知ったところで意味がないと言われてしまうかもしれませんが、
最安値を知ったところで全くと言ってよいほど意味はないでしょう。


しかし、最安値になった理由・要因を知る事は、非常に重要であり、
今後の金相場分析に役立つことは少なからずあると思います。

まず、最安値は、

★ドル建てゴールド最安値 1オンス=252ドル(1999年8月)

★円建てゴールド最安値 1グラム=836円(1999年9月)

現在の5分の1程度の相場です。

この時に買っていれば、どんなことになっていたか・・・
と妄想するとニヤニヤされるかもしれませんが、

この最安値を記録した要因はいくつかあります。

1つ目は、当時EU統合に向けての話が加速しており、ヨーロッパ各国の中央銀行が
EC統合・ユーロ発券に向けての財政的観点からの資金調達のため
保有していた金を短期的に売却したことです。

ドイツ・フランス・イタリア・スペインなどヨーロッパ各国の中央銀行が
同時期に金を売却することになれば、下落するのは無理もありません。

そして、これらの情報をつかんだヘッジファンドらが、猛烈な空売りをしかけました。

ヨーロッパ各国の中央銀行が金を売却 + それに伴いヘッジファンドが空売り

ひとたまりもないでしょう。

さらに、金鉱山では、上記のことから安値で大量販売、在庫を一掃しようと急いだため、
とどめが刺されました。


2つ目は、アメリカ経済の発展によって、
世界的にロシアよりアメリカが圧倒的優位になったためです。



これらの要因によって、1978年以降の史上最安値が記録されました。

金相場の変動要因の考え方が1つ増えたのではないでしょうか。

次回は、「史上最高値」をご説明します。


 
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