金先物投資家 マサアキ 公式ブログ ゴールドマーケットナビゲーター

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1961年生まれ。名古屋市出身。九州大学卒業。
某名門外資系企業勤務時代に先物取引に出会い、プラチナ先物取引でわずか2ヵ月で150万円を600万円に運用。
後に金先物で600万円を7000万円まで運用。現在、資産1億円以上の富裕層向けに金投資コンサルティングを展開。 ゴールドマーケットナビゲーター(ブログ・メルマガ)を運営し個人投資家に無料で情報を配信中。

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金銀が軟調である中、
普段特に脚光を浴びることもない地味な銘柄のパラジウム相場が妙に堅調です。

パラジウムと言えば、個人的に思い出されるのが、
8営業日連続ストップ高を含む2000年1~2月のパラジウム狂騰相場です。
(以下チャート参照)

<Spot Palladium 月足>
↓クリックで画像拡大↓
153.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


当時はミレニアム相場と言って、21世紀に入り何でもかんでもお祭り高騰相場だったのですが、
特にこの時のパラジウム相場には
「ロシアによる出荷量制限」という背景が加わっていました。

このパラジウム...供給国としてロシアは世界第一位なのです。
それだけの影響力を持つロシアが出荷量をコントロールし始めれば、
その銘柄は当然大相場
になります。

パラジウムが高騰すれば、
ロシアが供給国として世界第二位であるプラチナも一緒に上がっていく
場合も考えられ、
少なくともこの2000年時はダブル高のケースでした。

銘柄が地味だけにニュースでは語られませんが、
今回のパラジウム堅調ももしかすると静かなロシア材料が背景にあったかも知れません。

クリミア問題からG8からロシアが外れてG7対ロシアの構図になりつつある今、
まだ対話の余地を探るなどの動きはあるものの、
やはり基本的に大ロシアと欧米連合は水と油のようであり、
ロシアが主たる生産国となっている資源は、
イザの時にはいつでも一方的に流れを止められる可能性
は低くありません。


この先、欧米とロシアの関係は観察対象でしょう。

金相場も含め、イザとなれば日本を含めた欧米諸国間のコンセンサスに従う
必要のないロシアの独断的動向
は商品相場には強力な影響を及ぼすはずです。

これらのファンダメンタルズをよくウォッチしつつ、
具体的な買場や売り場の見つけ方は私の無料メルマガに監修されている
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こちらは金相場に特化してまでまとめてあり、
金のサイクルにまで言及していて分かり易いはずです。

 
先週くらいにイギリスの名門投資銀行のバークレイズによる
金価格不正操作が明らかになったようですが、
この本質については知っておく必要もあるかもしれません。

まずこのバークレイズの事件で問題となったのは、
ロンドンフィキシングに関連する不正操作なのですが、
ロンドンフィキシングは、
「バークレイズ、HSBC、ドイチェバンク、ソシエテ・ジェネラル、スコシアバンク」の5社ですが、
バークレイズは、その代表格ともいえます。

今回の調査をしているのは、金融行動監視機構(FCA)ですが、
FCAはイングランド銀行の関連組織です。

そして、FCAの調査によって
バークレイズのトレーダーが
約2兆円規模のオプションを利用し、操作されたことが明るみになりました。

一般的にロンドンフィキシングは、操作は不可能だとされていました。

なぜなら、各投資銀行らの平均というよりは、セリ方式の中の平均値なので、
自由自在に操ることなど不可能なのです。

しかし、"2兆円"という途方もない金額、
そしてバークレイズの顧客の契約をうまく利用して、非常にシンプルに操作したのです。

そして、結局は、あまりに不自然な値動きをしたトレーダーが告発したようです。



私は、この内容について詳しく解説したりする気は一切ないのですが、


"常に金価格は操作されている"

ということを絶対に忘れないでください。



こんなのは、投資銀行らにとって朝飯前であり、
毎日このような操作が起きていると言っても過言ではありません。


これらの不正操作は、一般的には"不正"と言われますが、
投資銀行らにとっては暗黙の日常業務であり「収益促進業務」なのです。


しかし、これらの情報をすべて把握することなどは不可能です。
どんなトップトレーダーでも。


しかし、彼らの操作は、ほとんどの場合に一定の法則があるのも事実です。
この一定の法則は、命の危機を感じるため、多くを語ることはできませんが、


「操作に乗る」ことが出来れば、笑いがとまらないでしょうし、
「操作を事前察知」することが出来れば、リスク軽減につながることでしょう。


ともかく、なにかしらの機会で、この「法則」については、語りたいと考えています。
もちろん、一部の信頼できる人にしか教えないです。

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米国の有事の際にはドルが下がって金が上がると
誰しもがそう思っているのではないでしょうか?

2008年9月15日、リーマンブラザーズ破綻のニュースが流れた時は全市場が大きく揺れました。

あのような大きな会社が破綻すれば通常はドル安をイメージしたくなりますが、
実際に起こったのはドル急騰でした。

一方で金市場は大暴落しています(以下チャート参照)。

何故こんなことになったのでしょうか?

普段持っている常識で考えると、結果は逆になるような感じがしますが、
事が起こったタイミングよく見ないと上手く説明は出来ません。


<Spot Gold 週足 2008年9月>
↓クリックで画像拡大↓
146.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


金もニュースの発表後は上に伸びようとするのですが、
下に引っ張られる力が強く働き、
長い上ヒゲをつけて結局はその後急落していた様子がよく見えると思います。

当時起こっていた事をどう解釈したら良いでしょうか?

まず...株式市場は素直に反応して大暴落します。

これにより、多くのファンドは株式市場では大きな損失を出したはずです。

ただ、ファンドは株だけを買っているわけではなく貴金属なども買っていますから、
株で先に出した損失を補填するため、
安値で買っていて大きな含み益のあった金の利確売りが後で殺到した
わけです。

これがこの時の金大暴落の背景であり、
NYダウの急落に比べて金の急落時期が1ヵ月後にズレていることも
チャートを見るとよく分かります(以下NYダウチャート参照)。


<NYダウ 週足 2008年9月> 
↓クリックで画像拡大↓
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※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


上述した下落開始時期の"ズレ"はこうして比較して見ると明らかです。

ニュースが流れて以降、
NYダウが最も大きな陰線をつけた週に金はようやく急落を開始しています。

金はそれまで一応は上に伸びようとしていた動きもチャート上でよく分かります。


<ドル指数 週足 2008年9月>
↓クリックで画像拡大↓
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※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


では、この時のドルの急騰は一体何だったのでしょう?

大きな金融的有事の際には多くの清算事が一気に生じます。

これによって米ドルキャッシュの需要が急増するため、
市場で一時的に米ドルが買われ易くなるのです。

これが有事のドル急伸の背景であり、
チャートを見ればこのドル高は文字通り"一時的"であることもよく見えます。

このように現代の金融市場は互いに複雑に繋がっており、影響し合っています。

いつも言うことですが、金先物や金CFDに取り組むに当たって、
ファンダメンタルズを主軸に取引されている方がいらっしゃいます。

しかし、
ファンダメンタルズを基にして金先物取引が出来た時期は10年前で終わっています。

金現物なら良いですが、
レバレッジ取引はテクニカル分析知識をある程度持ちながらでなければ、
昨今の動きの大きい金市場にはとても対応出来ない
はずです。

ファンダメンタルズでは動きの値幅まで予測をつけることは出来ないからです。

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2014/05/15 11:18
最近、大手金融系報道機関では「金相場とウクライナ」について、
セットで語られていることが多いのは事実でしょう。


それでは、揺れるウクライナ問題と、金相場についてどのような関係があるのか、
そして今後どのようなことが予想されるかを解説したいと思います。



"ウクライナ問題で重要なのが「欧米の干渉」"


ウクライナ問題を複雑に解説する人もいますが、私は世界情勢の専門家ではないので、
あくまで金相場の専門家として言うと、

「ロシア・ウクライナへ欧米が干渉すること」
が重要だと考えています。


それは、ロシアが問題を収集することは到底できません。

ロシアに力がないという意味ではなく、
ロシアがとんでもない妥協をしなければ欧米は絶対に黙ってはいないということです。


そのため、欧米がどのようにこの問題を処理するかがポイントになってきます。



しかし、そんなことは金相場にとってはどうでも良いのです。



一番重要なことは「ウクライナ問題で、底が厚い」ということです。


通常の相場は、底は薄く、天井は厚いのが一般的ですが、
天井が薄く、底が厚い。

しかし、天井の上にある壁は、非常に分厚い。

これを覚えておいてください。


どう解釈されるかは自由です。



また、報道において「金相場はウクライナ問題が解決の糸口が見つからず買われました」
というニュアンスの報道は完全にスルーして問題ないでしょう。


基本的に報道は、無理矢理何か理由をつけたがるので、上昇(買われた)したら、
「ウクライナの影響ってことにするか。」と決めつけているのです。

確かにその影響もあるでしょうが、それだけで語れるほど金相場は甘くないことは、
記者よりも我々の方が身をもって知っていることでしょう。


少しはウクライナ問題を気にする必要性はありますが、
あくまで普段どおりに分析を進めていき、その中の1つとして考えていってください。


詳しいことは、あまりこのブログでは説明が難しいですが、
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2014/05/07 06:51
確か英国はリーマンショック直後にどこかの銀行が預金の引き出しを制限していたはずです。
(その銀行名がどうしても思い出せない)が、今回はそれとは異なる新たな今の話です。

HSBC(香港上海銀)で7000ポンドを引き出そうとしたある男性が
お金の使い道を銀行から尋ねられ、
その金額を下ろすためには使途証明書類が必要だと言われたらしいのです。

自分の預金なのに大きなお世話で変な話です。

それでその男性は証明書を準備して銀行に持って行ったとのことですが、
証明が不十分と言われ、結局7000ポンドを下ろせず、
「3000ポンドまでなら証明書なしでも下ろせます。」と言われたとのことです。

奇妙なことはこの出来事がBBCによるHSBCへの取材で世間に明らかになったことで、
この話が報道されたのと同じ日に英国のメインバンクである
スコットランド銀行、ハリファックス、ロイド、TSBのATMが一斉に停止し、
預金が全く引き下ろせない状態がしばらくあったとのことです。

薄気味悪いのは、この様な事態が遠くヨーロッパで起きているのに、
日本の報道機関がニュースで全く報じていないことです。

皆さんはご存知でしたか?

昨年のキプロスの預金封鎖の件もそうですが、
まるで「報じるな」と言われているかの如く詳細報道が日本国内ではなく静かです。

当然に英国内では、今回のことは
やがてやって来る金融危機への準備ではないかともっぱら噂されているそうです。

こういうことが表沙汰になると怖いのは、
これで匂いを嗅ぎ取った多くの人々が銀行のATMに群がって大混乱し、
最終的には世界に波及することです。

今回は、新興国への盛んな投資マネーの動きがありましたが、
中国やアルゼンチンをはじめ、新興国の調子が芳しくない旨の話が聞こえてきます。

マネーは当然先進国から流入していたと思われますので、そのマネーを融資していた
それらの銀行が不良債権を抱えかけていることが理由ではないのか...
と想像を逞しくしてしまいます。

金価格が2年以上の調整期間を経て、
そろそろ上昇トレンドに戻るであろうと思われるこの時期に、
金価格がいつも急騰する材料になる金融的有事の匂いは、
何かタイミングが合う気がしますが、何も起こらないことを切に願っています。

しかし、どこで何が聞こえてきてもビックリしない覚悟は常に持っていた方が良いでしょう。


ところで金価格は現在良い調子でジワリジワリと上に来ています。
ジワジワ昇って来る動きはどこかで何かの材料で突然飛び出すことがあります。

もちろん、その材料が何かは知る術はありませんが...

もし来月下げても限定的なら金価格はこんな感じでこの先動くのかなと思いますが...


<Spot Gold 週足> こんなコースを辿るのかな?
↓クリックで画像拡大↓
111.jpg
※上記チャートは、北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。


相場はサイクルで動いています。

サイクルで相場を見ると、上げる時期と下げる時期が大体ですが読めますが、
ちょうど金価格はまだ完全に安心出来ないものの、
サイクル的には上げに転じておかしくない時間帯にいます。

上げ下げどちらの場合でもそのタイミングの時が来ると、何か有事が起こることは不思議です。
ですので、私は相場ではサイクルを最重要視しています。

無料メルマガの中でもサイクルに最も力を入れて解説しているのはこのためです。


 
2014/02/08 21:11

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