金先物投資家 マサアキ 公式ブログ ゴールドマーケットナビゲーター

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1961年生まれ。名古屋市出身。九州大学卒業。
某名門外資系企業勤務時代に先物取引に出会い、プラチナ先物取引でわずか2ヵ月で150万円を600万円に運用。
後に金先物で600万円を7000万円まで運用。現在、資産1億円以上の富裕層向けに金投資コンサルティングを展開。 ゴールドマーケットナビゲーター(ブログ・メルマガ)を運営し個人投資家に無料で情報を配信中。

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振り返れば東京金は、長い三角保合いに入っていたという見方が今は出来そうです(以下チャート参照)。

【東京金 月足】
281104a.png


随分と横に長く引っ張られていますが、オーソドックスなシンメトリカル・トライアングルの形成に見え
ます(下図参照)。

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この三角保合いは、その形だけ見ていても上下いずれに放れるのかが全く不明のパターンですので、他のテクニカル指標やサインなどと組み合わせてその後を予想しなければなりません。

一目均衡表の雲が随分と薄くなっており、何やら雲の下抜け寸前のような眺めですが、実は雲は捻じれていません。
結局、雲はクッションになって雲の上に戻るのではないでしょうか???
つまりこの保合いも上に抜けると見ますがどうでしょう?
 
金の調整相場が一巡したように見えます。

先週に引き続きNYファンド買越残の話ですが、通常なら11月がファンドの決算期であるはずなのに、何故10月にこれだけファンドの買玉手仕舞いが起こったのかに悩ませられるものの、何はともあれ上値が重かった原因が取り除かれてきたことは間違いありません。

今回は面白い現象も起きています(以下参照)。

<Spot Gold 日足>
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数字の発表は毎週火曜日と決まっており、発表当日に大きな陰線(買玉手仕舞いの結果)が立てば、それが数字に反映されるのは次回発表時の翌週火曜日になります。

ですから9/27(火)の陰線(売り)は、9/27(火)発表の数字(904トン)から10/4(火)発表の数字(761トン)までの143トン減の中に織り込まれているということです。

更に10/4(761トン)から10/11(605トン)までの156トン減の中には10/4の急落陰線の背後にある売りが織り込まれています。

上記で"面白い"と述べたのは次のことです。
10/7(1241.47ドル)がここまでの最安値ですが、その後相場がやや反発していても尚48トンの買越残の減少が見られることです。

相場は10/7(1241.47ドル)で底を打って次の上昇モードに入ったのか???
これだけファンドから手仕舞いが出てくればその可能性はあると思います。
あとは彼らが11月にどう動くかが注目に値するところです。
 
今夏の殆どの期間に亘り、1000トン近辺の史上最高水準を滞空していたファンド勢によるNY金の買越残数は、10月に入って一気にかなり減少しました(以下の推移表参照)。

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<Spot Gold 日足> 安値更新無しで5/30時よりもファンドの買越残水準が減っている
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直近の最高値は7/5発表の979トンですが、その直後にもう少し値を上げているので、恐らく一時1000トンを超えていたのではないかと思います(数字の発表は毎週火曜日)。

その後の高水準における滞空期間が3ヶ月も続き、10月に入って一気に約300トンの減少です。
発表された最高値の979トンからだと実に379トン減。

6月に入って上げ始める前の水準までファンドの買越残が解消されれば、まだ完全に警戒は解けないものの新規買いはかなり入り易くなってきたのではないでしょうか。

ファンドの買越残が重くなると上値は重くなり、一旦彼らの買いポジション手仕舞いが一巡しないと相場の再上昇➡高値更新も起こり得ません。

さて、ここからどうなるでしょう。
この後に期待です。281006c.png

見事に定義通りです。
金相場はいつもテクニカル的に教科書のお手本のような値動きを見せることが多く、見易い市場ですね。
 
現在最も気になるのは、金価格の先行指数と言われる北米金鉱株指数(XAU)の日足チャート上でいくつも見える窓です。

<XAU 日足> XAU日足はいつも窓だらけ
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最も低い位置にある窓は、1月から上げ始めた殆ど底値に近いものです(上図参照)。
このことは、いずれそのポイントまでXAUが下げて来ることを示唆しており、基本的に金価格もその動きに連れて同じ方向に動くということですが、窓を埋めても、窓が出来た時の金価格まで下げて来るとは限りません。

<XAU 月足> 日足の窓を全部埋めたら月足はW底か?
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XAUは2010年12月天井以来下げ続けて今年の1月に底を打ち、そして直近の8月高値まで上げてから現在は再び下方に反転していますが、このまま下に開いている日足の窓を埋め続けて行くかも知れません。

一番下の窓が埋まって直ぐに上方反転すれば綺麗な面合わせのダブル底が出来ますが、これが実現すればその後は金価格の先行指数といわれるXAUが力強く牽引する金価格の動きになるかも知れません。


<Spot Gold 月足 2008年> 更に細分化された 第1~5波 及び A~C波
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見事に定義通りです。
金相場はいつもテクニカル的に教科書のお手本のような値動きを見せることが多く、見易い市場ですね。
 
エリオット波動論という相場の見方があります。
相場の世界全般に適用される概念であり、相場の価格変動には一定の「秩序」が存在することをラルフ N.エリオット氏という人が提唱したためにこの名がついています。



「秩序」の中には、次の波ではどこまで伸びるかなどの数字的概念も含まれるのですが、話しが長くなるため、ここではその点については触れません。
相場がどういうリズムで推進していくのか、今回はその形だけを示したいと思います。

281006a.png

エリオット波動論においては、上図のような上昇相場は"上昇三波"と"修正二波"とに分けて定義されています。

そして上昇出発点から天井に至るまでの第1波~第5波までを「推進波」といい、天井から下落するA波~C波までを「修正波」といい、その中の一つの波動は更に同じ定義の下で、同様に上昇三波と下落二波に細分化されるのです。

商品相場においては第5波が最大になる特徴があるともいわれています。

これがエリオット波動論によって定義された波動形の基本であり、実際の相場の波動は確かにこのような進行をしているから面白いものです。

実際の相場をエリオット波動論の定義に当てはめると、こんな風に見えないかとも思うのですがどうでしょう?


<Spot Gold 月足>  やはりこの先は大上昇か?
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大きな絵として現在の金相場を眺めると、昨年の12月3日(1046.25ドル)は、もしかするとエリオット波動の第5波の始点となっているかも知れず、上図は辻褄が合う見方だと思います。

この中の第1波だけを抽出してクローズアップしてみると、これもまたエリオット波動論の定義に則して綺麗に見えます(以下チャート参照)。


<Spot Gold 月足 2008年> 更に細分化された 第1~5波 及び A~C波
281006c.png

見事に定義通りです。
金相場はいつもテクニカル的に教科書のお手本のような値動きを見せることが多く、見易い市場ですね。
 
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