相場は数字だけをデジタルに見ていても、
何がどう進捗しているのかサッパリ分からないはずです。
相場の格言では「天井三日、底百日」と言われますが、
いくら底百日とはいえ、永遠に底を這っているわけでもなく、
気が付いたらいつの間にか何かがあるところまで進んでいたりするものです。
相場の進行具合を知るには何か目安になるものが欲しいものです。
相場ではしばしば
トレンドラインというものを引き、
その
ラインを上抜けたとか下抜けたとかいう表現をされます。
長い期間なかなか上に抜けられなかったトレンドラインを一旦上抜けると、
その後そのラインは下値をサポートするラインに変わります。反対に、それまで下値をサポートしてきたラインを割れると、
その後そのラインは上値を抑える抵抗ラインに変わることが多くのケースです。
金相場は2011年9月にSpot Goldベースで1920.44ドルの天井をつけて以来、
約3年近く沈んだままのように体では感じますが、
最近の金相場は実際には何がどのように進行しているのか・・・
あるトレンドラインを引いて見るとこんな風に見えます。
<Spot Gold 月足> 三本のトレンドラインを次々と上抜け↓クリックで画像拡大↓

※上記チャートは、
北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。
チャート上に①~③まで三本のラインを引いてみましたが、その意味はお分り頂けるでしょうか?
どのように引いているかはチャートを拡大してよく見て下さい。
そして、これら三本のラインが
ある期間中は上値抵抗線として機能していたことがチャートを見て分かるはずです。
しかし、苦労しながらも
結局金はこれらの抵抗線を次々と上にブレイクしてきています。
ここまで来ると次に上抜くべきはバンドの中心線ですが、
まだこの中心線も最後の下げ場面が真上に見えていますので、
上抜け前に
一度はこのバンド中心線に打たれる可能性があると思います。
その後は一気にバンドが収束している年末年始辺りには価格が大きく振れていることでしょう。
収束するバンドは、価格が上下いずれかに大きく振れる前兆を意味します。遅くともその時までにはバンドを上抜け、
金相場の回復色は濃厚なものになっていることと思います。
2014年は静かに一段ロケットでゆっくり上げ、
2015年からは本番の二段ロケット点火で勢いがついているのではないかと見ています。
ボリンジャーバンドやトレンドラインの利用の仕方について詳しくお知りになりたい方は、
私の
無料メルマガで簡潔にまとめてありますので、ぜひお取り寄せ下さい。
金・銀・プラチナ投資 ブログランキングへ
金先物取引ブログへ