基本的に金相場と連動する銀相場は、
3年以上に及ぶ時間を掛けて形成してきた下降ウェッジが収束してきたように見えます。
近年の貴金属相場が遠大なスケールで
チャートパターンを形成するようになったことに改めて驚かされます。
<Spot Silver 月足> 銀は安値を更新してしまったが下降ウェッジ収束↓クリックで画像拡大↓

※上記チャートは、
北辰物産の高性能相場分析ツール「DIAS Pro」を利用しております。
さて、金相場の方は、崩れかけたダブルボトムがチャートパターン的にも頼りない状況ですが、
銀相場の方は下降ウェッジがここで上抜けるか、
あるいはあと一回位は上値抵抗線に打たれるのかが関心の焦点になってきました。
ここでウェッジを上抜けてくれると金相場にとっても
明るい見通しが開ける可能性があると思います。
下降ウェッジの結末は上抜けと最初から分かっています。銀相場も金相場同様、
ここに来てボリンジャーバンドの中心線と下限線の中間線の上に乗っており、
下値はサポートされているように見えますので望みはあるでしょう。
そして重要なことがもう一点あります。
まずは以下の金相場月足チャートを上の銀相場月足チャートと比べてみて下さい。
<Spot Gold 月足> 金は今年に入っても安値更新をしていない↓クリックで画像拡大↓

昨年末までは金と銀は同時にダブル底をつけたように見えていましたが、
今年
5月に入ってから銀相場は昨年12月につけた二番底を下抜いてしまいました。一方で
金相場ではその現象は見られておらず、年初来安値さえ更新はされていません。このように類似の異銘柄間で、
一方は安値を更新しているのに他方は更新していない状況を
「異市場間ダイバージェンス」といい、安値を更新していない金相場にとっては強気材料になっています。
これに加えて安値を更新した方の銀相場も下降ウェッジが収束し、
上抜け時期のタイミングを模索するだけの段階に入っていると思います。
この下降ウェッジというパターン...金相場でも底打ち時によく見られるパターンです。
金相場には頻出するチャートパターンがあります。
チャートパターンには理論目標値が計算出来るものも多く、
またパターン完成後にどうなることが多いかという金相場独特の傾向もあります。
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