今日は、金先物相場が下がっているときにも利益を上げることができる
「売り」についてお話します。
金先物経験者の方は、この記事を読んでも面白くないかもしれませんが、ご了承願います。
さて、金先物や為替、株の信用取引を知らない人にとっては、
相場が下がると利益が上がる「売り = ショート」について理解しにくいでしょう。まず、一般的には、相場が上昇すれば、利益が上がる仕組みはわかると思います。
100円で買って、200円で売れば、儲かるのと同じ仕組みです。
しかし、「売り」については、
200円で売って、100円で買い戻すという仕組みになります。
最初は、誰もが理解し難いと思います。
では、分かりやすく古本屋で解説しましょう。とある「A」という中古本があるとします。
それを、古本屋で売ったら
500円で売れたとします。
そして、数日後に、Aを再版することが決定し、Aの流通量が増加します。
そして、
Aを500円で売った古本屋に、Aを見に行くと200円で売られていました。つまり、200円で買うことが出来るのです。
買うというより、買い戻すことが出来るのです。そして、Aを200円で買いました。私のお金の動きは、
Aを500円で売って、後に全く同じAを200円で買ったので、
全く同じ現物があるにも関わらず300円儲かっています。これが、「売りから始める取引」であるショートポジションの仕組みです。金先物で、500万円で売ったものを、400万円で買い戻すことができれば、
単純計算で言えば100万円の儲けになるわけです。
以上、金先物 初心者・未経験者の方用の記事でした。