こんにちは。
マサアキです。
ドル建て金相場の月足チャートを眺めていたら、
あるアイディア(仮説)が私の頭に降りてきました。
相場があるパターンを形成すると、将来の
目標値計算をする計算式があります。
それは、以下のようなケースです。
目標値計算については、いずれ改めて別のところで取り上げますが、
今回ここでは、上の二つだけ簡単に解説しておきます。
N計算値 = D=(B-A)+C (AからBまでの上げ幅をCに乗せたポイントD)
E計算値 = E=(B-A)+B (AからBまでの上げ幅をBに乗せたポイントE)
【Spot Gold 月足 中長期見通し】8.5年サイクルの天井はどれ程の高さになるか?
↓クリックで画像拡大↓
※上記チャートは、
北辰物産の「DIAS」を利用しております。
さて、本題はここからです。
いつも言うように、
メリマンサイクル論で金(ゴールド)のグランドサイクルは約25年です。
その中に8.5年サイクルが3つ入ります。
最初の8.5年サイクルは2008年10月の681ドルで終了しています。
現在は2つ目の8.5年サイクルの中でちょうど4年が経過しましたが、
このサイクルが満了するまでに、まだ3~4年位の時間が残っています。
今回の1年以上に及ぶ修正相場は終了し、再び相場は上に向いて動き出しましたが、
今回の修正相場の凹みを見て、
もしかするとN値またはE値が発動する可能性があるのではないかと思い、
シミュレーションしてみました。
上のチャートを見るとよく分かりますが、
現在の2つ目の8.5年サイクルは、2008年10月からスタートしています。
そのスタートから2011年9月高値1920ドルまでは、ほぼ3年掛かっています。
今からまた3年という時間をかけ、
同じ分だけ同じ角度で上げても、まだ現行サイクルの中には収まります。
そうなれば、
上記のN計算値とE計算値が8.5年サイクルの天井となる可能性はありますので、
これら2つの目標値が如何ほどになるのかを計算してみました。
使用する数字は下記の3つです。
A=681、 B=1920、 C=1527
N計算目標値=(B-A)+C = (1920-681)+1527 = 2766 (ドル)
E計算目標値=(B-A)+B = (1920-681)+1920 = 3159 (ドル)
海外の貴金属専門アナリストが予想するゴールドの
最終天井値は、海外の読み物を読むと
8000~10000ドル辺りを言う人が一番多い印象を受けます。
中にはもう少し上を見ている人もいます。
第二8.5年サイクルが3000ドル前後を天井目標値にして
今を動いているなら、
最終の第三8.5年サイクルが8000~10000ドルを目標値にするという想定は、
かなり現実的なシナリオです。
なぜなら、商品市場が3波構成で上昇トレンドを描く時は、
最終第3波が最も高く反り上がるという特徴があるからです。
ゴールドのような強気銘柄は特にそうです。
このことは、私の
無料メルマガの中で、
"ライト・トランスレーション"という言葉で説明しています。
詳しくはそちらをお読み下さい。
彼らも数字を発表する限り、彼らなりの
計算根拠があってのことでしょう。
決して根拠のない単純な強気感情論で
こういう数字を言っているのではないと思います。
では、また。