こんにちは。
マサアキです。
今日はまず、以下の東京金6時間足チャートを眺めてみて下さい。
チャートパターンの勉強をしている方は何か気付きませんか?
東京金 8月限 6時間足 2012年10月22日 15:44現在
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※上記チャートは、
コチラの業者のチャートを利用しております。
まず "チャートパターン" とは何かですが、
ローソク足チャートが作る特定の形のことを言います。
ダブルトップやダブルボトム、または三尊や逆三尊など、
場面を変えて繰り返し出てくる同じ形(パターン)のことで、
相場にはそういうものが幾種類か存在します。
その中の一つに、
ラウンドトップと呼ばれるものがあり、
高値を線で結んでいくと
円弧を描いて丸天井を作ったように見えるものです。
もしかすると上の6時間足のチャートの中で、
そのラウンドトップが形成中なのではないかと、私は個人的に仮説を立てています。
もしこの仮説が正しければ、
10月22日午前11時現在、相場はもう少し下方向へ行く可能性を
含んでいます。
この見方に賛同出来る方なら、買いのポジションを一旦は手仕舞っておくなど、
含み損を抱えてしまうリスクを回避することも出来ます。
全体をよく見たところ、
今回の"ラウンドトップの可能性"は6時間~12時間足でよく見えますが、
5分足や30分足、そして1時間足や2時間足などの時間足レベルのチャートでは、
ローソク足の本数が広がり過ぎて、まず"ラウンド" に気付くことが出来ません。
日足チャートのローソク足本数でも少な過ぎて "ラウンド" にはなりません。
ただ、ラウンドトップで描かれている円弧は、
どこかで円弧を離脱して上に跳ねます。
ラウンドトップは円弧がスタートしたところまで降りて来ることが多いのですが、
「下方向へ行く可能性」というやや弱い言い方をしたのは、
様々なテクニカルが金相場の強気派に味方する場面が過去に多かった
印象を持っているからです。
セオリー通りのテクニカルを駆使しても、
売り場面に関しては売り方がダマシに遭うということが
過去に何度かあったからです。
近々、これについてはまた題材として取り上げます。
このラウンドトップについては、本ブログとは別に
私が執筆している
無料メルマガの中で、
過去の金相場に出現した実例を添えて解説しています。
ラウンドトップは、近年割りと金相場に頻出しているチャートパターンですので、
ぜひよく知っておいた方が得です。
今回はたまたま6~12時間足で見つけることが出来たというわけです。
スイング・トレード派は、この円弧を上に抜けるまで、
今回は少し様子を見ても良いと思います。
今が売り本命のシーズンではないのと、これが所詮時間足レベルの話だからです。
それでも売りからエントリーする場合は必ずストップロスを付けることをお勧めします。
相場というところは何の保証もありません。
自分の行動が起こす全ての結果は自己責任に基づくことが原則の世界ですので、
自分自身を知識武装で守り、
自力判断によって情報をなるべく先取りして攻めることがキーです。
もしかすると、その時立てた仮説は実現しないということももちろん起こり得ます。
もし、間違ったと思えば素直にポジション解消する潔さも相場では必要ですよ。
では、また。