こんにちは。
マサアキです。
まずは、下の二つのチャートを比較してみて下さい。
各々のチャートに①から⑧まで番号が付してありますので、たどってみて下さい。
<金暴落 2008年10月のケース> 右肩がシンメトリカル・トライアングル↓クリックで画像拡大↓

※上記チャートは、
北辰物産の「DIAS Pro」を利用しております。
<金急落 2013年6月のケース> 右側は想像図です↓クリックで画像拡大↓

いかがでしょうか?
下げた幅は明らかに今回の方が大きいですが、
ステップ①から⑧までの下落のリズムは、両方のケースともよく似ていると思いませんか?
金相場は、
過去の大きな相場が作ったパターンをしばしば再現することがあります。今回のようにこれだけ深く下げると、
「出直り方は2008年10月時と同じ逆三尊パターンだよ」と声が聞こえるような気がしてきます。
もしこれが実現するとすれば、右半分の形がどうなって行くかに関心が集まります。
その場合、まず1800ドル水準までは、
昨年10月からの下落時間(9ヶ月)とほぼ同じ時間をかけて上がって行くでしょう。
2008年10月時の下落はこれぞ暴落という規模とスピードでしたが、
一度底を打った後の出直り方はチャートをご覧の通り、ほぼ一直線的です。
問題は1800ドルを達成した後の動き方です。
そこで一旦頭打たれ、逆三尊の "右肩" は何らかの保ち合い相場になります。
2008年10月底の後はシンメトリカル・トライアングルでした。
シンメトリカル・トライアングルは、
通常上と下どちらに抜けるのか分からないパターンなのですが、
パターンが逆三尊なので明らかに上抜けることが分かっていたため、
取り組みやすい場面でした。
もちろん、右肩がシンメトリカル・トライアングルである必要はありません。それは
アセンディング・トライアングルでも
ダブルボトムでも構わず、
ここは現時点では、ただ想像するしか出来ません。
どんな形を作っていくかが楽しみです。
相場が楽しいと私が一番思う時は、将来作られるチャートパターンの予想に取り組む時です。
ちなみに、逆三尊には目標値があります(下図参照)
底に向かって落ち始めた1800ドルから1180ドルまでの下げ幅は620ドルでしたが、
逆三尊の目標値はこの2倍返しの2420ドルです。
2008年10月時のケースに同じ計算を適用すると目標値は1320ドルでしたが、
実際には、2011年9月の1920ドルまで昇りました。
あくまで理論であり、長期上昇トレンドの金相場では目標値を遥かに越えて行くことでしょう。
逆三尊ならという前提(多分そうでしょう)でのシナリオですが、楽しみですね。
チャートパターンは面白いので勉強してみたいと思った方は、
私の
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そちらを読んでみて下さい。
面白いだけでなく、
覚えると貴方の金トレードには圧倒的有利になります。
では、また。