金先物投資家 マサアキ 公式ブログ ゴールドマーケットナビゲーター

  • ブログ
  • 金相場予想
  • セミナー
  • ゴールドメンバーズ

1961年生まれ。名古屋市出身。九州大学卒業。
某名門外資系企業勤務時代に先物取引に出会い、プラチナ先物取引でわずか2ヵ月で150万円を600万円に運用。
後に金先物で600万円を7000万円まで運用。現在、資産1億円以上の富裕層向けに金投資コンサルティングを展開。 ゴールドマーケットナビゲーター(ブログ・メルマガ)を運営し個人投資家に無料で情報を配信中。

公式メルマガご登録

先日は中国懸念材料でほぼ全市場が大きく揺れました。
ドル建て金価格への影響は比較的軽微であったにも拘らず、円建て金価格は急激な円高の波を被り、僅か
40分で100円超の下げを見ることになりました。

このように東京金にとっては影響を与える見過ごせない材料であるドル円ですが、もしかしたら中期的にドルの対円相場は天井(円安)が確定した可能性がありますので、久しぶりにドル円相場をサイクルで観測してみたいと思います。

【ドル円 月足】 2011年10月31日から続いていた円安
 
270827a.png
ドル円の長期サイクルは、通常16.5年グランドサイクルの中に三つの5.5年サイクルが入ります。

旧16.5年サイクルは2011年10月31日(75.57円)で底打ちしていますので、現在は新16.5年サイクルに入って以来、そろそろ4年目に差し掛かりつつあります。

すなわち、現行16.5年サイクルの第一5.5年サイクルは、どう見てもそろそろ底値(円高)模索局面に入る時間帯であり、今年の6/5(125.84円)が5.5年サイクルの天井だった可能性が濃厚になってきたように思えます。

したがって月足チャート的にはここまでの円安トレンドについて未修正の眺めであり、この先1~1.5年位は続く円高トレンドの時間帯に入っている可能性があります。


しかし、底(円高)を打つまでの時間がここまでの円安の時間帯に比べて短期であることを思えば、目先の円高の極みは比較的軽微になると思います。

ただ"軽微である可能性がある"とは言え、これはあくまで月足チャートから見る長期サイクルレベルの話です。

数字的にこの円高メドとしては、2011年10月31日(75.57円)以降2015年6月5日(125.84円)までに進行した円安幅50.27円の少なくとも0.382倍程度までの押し(円高)は見込んでおくべきと思います。

その"軽微"な円高シナリオで済んだ場合でもその目標値は106.64円であり、月足チャート上でも開いている窓(112.46円)もこれでようやく埋まることになります。

ドル建て金価格の動向との絡み合い方は複雑であると思いますが、金相場も今秋は長期底打ち局面に当たりそうなので、今回のドル円のトレンド変化にも気を付けておくに越したことはないと思います。


 
最近の金鉱株安は、ここまで来ると流石に酷いものだと言わざるを得ませんが。これは低迷が長引く金価格が原因であることは言うまでもありません。

<北米金鉱株指数> 遂に金が最も安かった1999年レベルまで落ちて来た
270824a.png

そして、貴金属調査会社トムソン・ロイターGFMSが公表した「GOLD SURVEY 2015」によると、2014年の世界全体の産金コストは1,314ドルとのことです。

このため、現在の金価格は産金コスト割れであると言われ、これでは金鉱株が暴落するのは致し方ないでしょう。

このような状況下では、今の金相場は産金会社にとって一見不採算に見えますが、それでは何故産金会社は今でも操業を続けるのでしょうか???

例えば、業界第一位のバリックゴールドの産金コスト推移を単独で見ると以下の通りです。

270824b.png

上の表をご覧になって分かる通り、業界最大手のバリックゴールドはコストの圧縮をかなり急ピッチに進めていたようです。

しかもバリックゴールドは、全産金量の60%についてはコストを725~775ドルに抑えるなど、なかなか下げ止まない金相場への耐久性を更に高めています。

これらの努力によって、少なくともバリックゴールド社は、金価格低迷が原因で業績は下げてもコスト割れを回避出来ていたわけです。

同じく業界上位のニューモントマイニングやアングロゴールド・アシャンティなども同様の努力をして操業コストを削減しており、相場が低迷しても会社は容易に操業を止めるわけにはいかないわけですので、当然に各社出来るところまではコスト削減行動を行うことでしょう。

したがって、産金コストはいつまでも同じ水準に止まっているものではないため、コスト削減競争についていけないマイナーな会社の数字を含めた一般的な産金コストを割れたからという理由だけで金相場がそろそろ下げ止まる...とは単純に言い切れない部分もあることを覚えておかないといけないでしょう。


 
FRBの利上げ懸念を材料に低迷している金価格ですが、目下のところ利上げ予想月は9月が最多のようです。

では、予想通り9月にFRBによる利上げが行われた後、金価格の下げは助長されてもっともっと下げて行くのでしょうか?

過去の事例で見る限り、FRBの利上げと金価格の関係は必ずしも反相関関係であるとは言えなさそうです。

以下のFF金利推移一覧表上で黄色に被せてある部分(2004年6月~2006年6月)が一方的利上げ期間ですが、同期間の金価格推移をその下の金相場月足チャートでご覧下さい。

【近年のFF金利推移一覧】
270815abc.png

<Spot Gold 月足> 丸2年間一貫して利上げしても金価格は上昇している
270815b.png

他の経済指標も含め、何らかの数値が発表される直前には必ず予想が出回ります。

例えば、利上げ幅の事前予想が0.5%と大きく、これを先取りして金が売られていたとしましょう。
この場合、実際の利上げ結果が0.25%と事前予想を下回ったなら、恐らく売られていた金は買戻されるでしょう。

しかし、この場合でも"利上げ"は"利上げ"なのです。

また、利上げ後に金が一時的に下がったとしても、金価格を押し上げる要因が他にあれば当然それが市場に作用するわけであり、下げた後の安値を拾われて金相場はチャート上の期間(2004~2006年)のように直ぐに立ち直ります。


そして利上げが打ち止まれば、今度はそれ自体が金の上昇にとって好環境になり、金の上昇力は更に勢いづくことでしょう。

それがその後2011年9月天井に至るまでの金相場です。

ですから、即 利上げ → 金が下げ続ける というわけではないのです。


 
金融的有事が起こる時期はなぜか秋が多いことはよく言われますが、もしかすると今年もそのケース
かも知れません。

金相場を抑えていると思われるドルは天井圏で迷っているように見えます。
ローソク足を見ているとその方向性が決まるのが、今年の9月または11月ではないかと観ています。


【ドル指数 月足】 9月が助長足なら11月か
 
270807a.png
2015年8月は基点①から16本目に当たり、基本数値17本目の一本手前に当たります。

つまり17本目に該当するのは2015年9月であり...

1)    これがドルの最後の陽線(ドル高)になるか???
2)    あるいは一気に下向き(ドル安)トレンドを決定付ける陰線を立てるか???

...が見所になります。   

1)のケースならば、9月の金相場は逆に現在の下げトレンドを助長する一押し(下げ)になると思います。
この場合、金相場底打ちの望みは11月に持ち越される可能性が高くなります。

しかし、2)のケースならば金の月足チャート上には目覚ましい9月足反転の大陽線が立つことが考えられます。

【Spot Gold 月足】 9月底か11月底か?
 
270807b.png
金相場の月足チャート上では...

●    基点①から9本目が2015年9月に該当
●    基点②から9本目が2015年1月に該当


8月足が既にボリンジャーバンド下限線の外に逸脱気味であることを思うと、もしかすると基点①から
9本目の9月は少しバンド内に向いて一旦反騰し、11月のファンド決算期で最後の安値を見てから
一気に大きく反騰...というシナリオもありかも知れません。

2011年9月6日(1920ドル)天井以来の金相場は、今秋(2015年9月以降)がいよいよクライマックスになってきたように思います





 
1

マサアキ×ヴィーナス

ヴィーナス

金先物業者の名門
フジフューチャーズとマサアキの
タイアップ企画。
このブログから口座開設し5枚以上取引したら、もれなく「金」読本
(日経BP)をプレゼント!

マサアキ×日産センチュリー

日産センチュリー

このブログから口座開設し3取引以上したら、 もれなく「商品先物取引入門の本」をプレゼント!

純金積立 楽天証券

ネット証券初の月1千円から出来る純金積立は、 楽天証券だけです。
金投資の一種ですが、低資金で始められるため、 近年非常に人気です。
私も定期預金代わりにやっています。

先頭へ戻る