以前にも少し触れましたが、2011年央以降のドルの動きは、1995年から2001年に至るまでの足取りにそっくりです。
2001年を境にしてドル指数の月足チャートを縦割りにし、左半分の高値と安値には①から⑮、そして右半分の高値と安値には(1)から(15)までを付番しました。
左右で同じ数字が相対応しています。
チャート上の①から⑮まで、そして(1)から(15)までを同時になぞってみると、この間ドルは全くと言って良いほど同じリズムで動いていることが分かります。
この見方によれば現在位置は(14)であり、左側では⑭がこれに対応しているので、目先は最後の円安場面⑮に向かう同じ動きとして(14)から(15)への動きが予想出来ますが、これはドル高最後の足掻きであり、ここまで続いてきたドル高トレンドはそろそろドル安への反転が近いと思われます。
<2001年以降のドルは1985年以降と全く同じリズムで動いていた>

つまり、2015年は2001年時と同じくドル安への反転前夜と思われ、これに伴う金高がそう遠くない時期に起こりそうな気配がします。
<2001年以降の金相場> 2015年以降も2001年以降のような上げ方だろうか

2001年以降、一気に円高が進んだのと同時に金高が始まっているのがよく分かります。
まさに金とドルの逆相関です。
そこからの金高は半端ない上昇の仕方で、途中一度はリーマンショック時の暴落を挟んでいるものの、
その後も2011年9月天井まで続伸し、まさに放物線状の上げ方でした。
2015年以降の金相場には大いに期待したいところですね。