こんにちは。
マサアキです。
先週木曜日の金相場は一気に下げましたね。
私が思っていたよりも1週間早くそれは起こり、その意味で私の頭の中も少々混迷気味でした。
分かっていても想定したくなかったことが一つあり、
それを覚悟しなければならないのかな・・・と心が揺れました。
まず、あの下げ自体は決して驚愕に値するものではありません。
起こるべくして起こったことです。
過去に何度か金相場のサイクルの話に触れたことがあったと思いますが、
今起こっていることは、4.25年サイクルの底値模索です。
どこを底値とするか、金相場がその位置を選んでいる最中です。
私たちは、日々金相場の意志を先読みし、目標値を探り出そうとします。
今回、私が金相場で注目していたのは・・・
ドル建て金 → 65ヶ月移動平均線
円建て金 → 40ヶ月移動平均線・・・でした。
月末に合わせるように到達すると思っていたのですが、
先週の木曜日にそれが来てしまいました。
月末までに残した時間が1週間もあればもう少し遠くまで行けます。
まずはこの下にあるドル建て及び円建て金の各月足チャートをご覧下さい。
<Spot Gold 月足 移動平均線>↓クリックで画像拡大↓

※上記チャートは、
北辰物産の「DIAS Pro」を利用しております。
<東京金 月足 移動平均線>↓クリックで画像拡大↓

いかがでしょう?
上記した目標ラインを各々で同時に達成した様子が分かりますでしょうか?
金相場には、
よく節目になる定番の数字というものがあり、"40" や "65" はその一部です。
その中でこれらの数字は大きい方であり、
今回のように大きく調整する相場の時には活躍しますが、
それが終わるとまた当分の間、登場する機会はなくなります。
去る4月16日は1321.30ドルを大きな急落でつけた安値でしたが、
あれが今回の大底だったと思っていた方たちが多かったのではないでしょうか?
ご覧になってお分かりの通り、
あれは
ただ急落しただけで、何かの節目で止まっていたわけではありません。このように、「xxxで止まった」 と説明が出来ない
"ただの安値" は底値として受け入れるわけにはいきません。
だからその後も続落し、今回の安値にまで至ったのです。
ただ・・・6月がまだ今週末まで営業日を残しています。
金相場がその気になれば、
もう少しだけ遠くに行ける時間があります。それが気になっているのです。
更なる嫌がらせがあるとすれば、
昨年5/16(1527.09ドル)から同10/5(1795.83ドル)までの
上げ幅約269ドルの2倍返しでしょうか。上がる時も下げる時も、
相場は前のトレンドで動いた幅の2倍 (で必ずしも止まるとは限りません)
を反転で返してくることがよくあります。今週、ドル建ては、
念の為に1258ドルまでの下げを覚悟しておいた方が
無難です。
そして、1258ドルに届いた後に65ヶ月移動平均線(1294ドル)に乗せて
6月を終わることが出来れば満足です。
ところで、
今回の急落は損をした方ばかりではありません。上記したことをよく知っていて、1~2ヶ月前から持っていた
売りポジションを上記のラインで買い戻して
大きく稼いだ方も、特に私の周囲には結構いらっしゃいます。前回のチャートパターンに引き続き、
"知は力なり" のもう一つの例です。
「金相場で節目になり易い数字があるというのなら是非知りたい・・・」
「いや、もうこの際金相場に役立つテクニカル知識を全部マスターしたい」と大発奮された方は
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その中には、将来あなたにとって宝になると言って過言ではないほどの知的財産
が惜しげもなく詰め込まれています。
是非、読んでみて下さい。
では、また。