こんにちは。
マサアキです。
最近もドル円について触れた記事を一つアップしていましたね。
その時のポイントは、もしかするとドル円の長期16.5年サイクルは、
既に2011年10月に底を打っているのでは???・・・ ということでした。
これは、サイクル論的に2011年10月31日の75.57円が、
1995年4月19日の79.70円から数えて、
きれいにドル円の長期サイクル16.5年目であったからです。
今のところ、まだその見方は変わっていません。
ところで、ドル円月足チャートを見ると、2007年6月以降急激に進んだ円高の形が、
鍋底型になっているように見えませんか?(以下のチャート中の
枠内に注目)
【ドル円月足 一目均衡表】
↓クリックで画像拡大↓

※上記チャートは、
コチラの業者のチャートを利用しております。
もしかすると、ドル円月足は、ラウンドボトムの形を作っている可能性があります。
このチャートパターンで底を打つと、
底値圏にいる時間帯は日々似たような数字ばかりを
しばらくの間見せられます。
このために日々相場があまり変化しているような気がせず、
底を打ってもなかなか気付かないことが多いのです。
なかなか月足チャートまでご覧になる方は少ないですよね。
これが実際にラウンドボトムであれば、
この先は時間の経過と共に、
ある時期から急激に円安の流れが顕著になってくるはずです。
中心より右側の円弧が段々急に反り上がってくるからです。
そのイメージ・・・掴めますよね?
この見方の通りであれば、ドル建てゴールド高と円安の時代が重なり、
円建て金価格も円安トレンドの支援を受け、伸び方が今までよりも勢い良くなります。
何せ国内金価格は、同時に進行してきた円高トレンドによって
本来の上げ幅を削られてきた場面が多く、
他国の通貨建ての金価格に比べると何か損をしてきたように感じます。
実際に、海外の読み物では、
日本の円建て金価格は世界一割安感があるなどと書かれてきました。
だからといって、海外の人が円を買って日本で金(ゴールド)を買っても同じことです。
安い金(ゴールド)を買う前に高い円を買わなければいけないからです。
しかし、日本に根付いている外国人の場合はどうでしょうか。
彼らは円で収入を得ながらお金を貯め、
東京の御徒町で金(ゴールド)を買っています。
こういうことであれば、
これは母国に住んでいる家族が母国で貯めたお金で、
金(ゴールド)を母国で買う場合よりも、断然割安感があります。
日本に住んでいる中国人やインド人は、
この10年間、日本で割安な金(ゴールド)を手に入れてきました。
私自身もよく彼らとお店で鉢合わせになったものです(笑)
相場は、いつまでも一方向でのトレンドでは動いていません。
必ずトレンドはどこかで反転するものです。
大きく動いてしまった後なら誰でも気付くことが出来ます。
トレーディングや投資で成功する鍵は、
誰よりも先に自分は変化に気付くことです。
少なくとも、潮目が変わっているのではないかと自分で仮説を立て、
自分でそれを検証する力をつけることです。
いつも言うようにそれがテクニカル分析力なのであり、
私が
無料メルマガに執筆している内容です。
個人的に、私が最も重宝しているテクニカル分析は、
まだこれからまとめようとしていることですが、一目均衡表(上のチャートがそれ)です。
一目均衡表には、俗に "雲" と呼ばれる帯のような領域があり、
この "雲" と価格の位置関係で相場の将来が見えるような気がするからです。
上の月足チャートの雲を見ると、ドル円はしっかりと雲の下を推移してきました。
このことは如何に円高トレンドだったかを意味しています。
今後、ドル円相場がこの月足の雲に近づき、雲の中にでも入ってくれば、
円高トレンドが終了していたことを後で体感するようになるのでしょう。
では、また。