こんにちは。
マサアキです。
今、20代後半~30台前半の女性達の間で金投資が熱くなり、
金(ゴールド)の勉強会に出席されている方が増えているそうです。
ようやく日本人の金(ゴールド)に対する考え方も
一部の人々に少し変化が見られるようになったということでしょうか。
金(ゴールド)を啓蒙する立場の一人として純粋に良いことだと思いますし、
私はこの動きを評価しています。
ただ、若い年齢層の女性から今のタイミングでこういう動きが出てくるということは
私も予期していませんでしたね。
正直、この年齢層の女性たちは、むしろ最後に動きをとる方たちだと思っていました。
印象的だったのが、
彼女たちの心が金(ゴールド)に向かった動機が、
アンケートの結果ほとんど同じ答えだったらしいということです。
さて、彼女たち何て答えたと思います?
「老後の生活資金にする」のだそうです。
私は感動しました。
自分の時と比べて彼女たちは若いうちから何と立派なことだろうかと・・・
私は自分が二十台の頃、講演会や勉強会に出てまで
老後のことを考えるほど優等生ではありませんでした。
完全に放蕩者でしたね(笑)
彼女たちが 「老後の生活資金」 と言ったのは、
この先40年以上にわたって金(ゴールド)をコツコツ買い貯め、
文字通り
「貯金」としての金投資なのだそうです。
今回これを話題に取り上げたのは、
ここまで読んで私の中では一つ思うことが湧き上がってきたからです。
金(ゴールド)は今、確かに上昇しています。
24.5年周期の天井に向けてまだまだしばらく上がっていくだろうと思います。
だからこそ私も日頃から金買い推奨をしているわけです。
しかし・・・果たして彼女たちの老後生活資金の役割を果たせるのかなと思うのです。
なぜなら、いつも言っているように、どんなに強い金相場にも寿命があるからです。
寿命はサイクルに沿って、尽きる時には尽きます。
金(ゴールド)はこの先、今後40年以上も一本調子に上昇を続けるのでしょうか?
上がりきったら絶対に下がらない約束をしてくれるなら、
金を買って人生の最期を迎えるまで持ち続けるのは良いでしょう。
彼女たちが今やろうとしていることは、
もしかすると自分たちが老後を迎えるまで
金(ゴールド)が上がりっ放しになっているという前提ではないかと思うのです。
しかし、それはちょっと考え難いですね。
金相場の長期サイクルは24.5年であり、
現在はそのサイクルの13~14年目位の位置です。
彼女達が老後を迎える40年、45年後に金(ゴールド)がどうなっているかは、
今から誰も知る由がありません。
ただ、それまでに金相場の現在サイクルが
一旦終了する時期をあと10年強で迎えるとすれば・・・
彼女たちがお婆ちゃんになる前に、
金(ゴールド)は一旦激しく落ちてしまう可能性が高いでしょう。
その時、それまで買い積んできた金(ゴールド)が激しく落ちてゆく姿を
静かに彼女たちは見ていられるでしょうか?
きっとパニックになるはずです。
人が陥りやすい罠は、
今起こっていることが未来永劫続くかのようについ見えてしまうことです。
相場の世界においては、そういうことはあり得ないと思います。
先物の世界では、
買われ過ぎたものは程なく売られ、売られ過ぎたものは必ず買い戻されます。
したがって、先物市場が主導している金相場において、
金(ゴールド)がいつまでも上がり続くなんてことはあるわけがないのです。
とにかくまだ時間がありますから、
今は安心して金現物を買い進んでいって良いでしょう。
ただし、時間のあるうちに
時を読む手段は身につけておきましょう。
それが
相場サイクル論であり、私が
何よりも大切にしている概念です。
先物やCFD派の人も、現物派の人も、ぜひ学んで欲しいものです。
サイクル論を普通に勉強していけば、
相場が何たるものかが段々分かって見えてきます。
その勉強も、私の
無料メルマガで毎週お手伝いしています。
では、また。